今季もエクスフィニティでの活動と並行し、カップ6戦への出場を予定していたSVGは、すでにCOTA、タラデガ、シャーロット、そして2年目のシカゴ市街地に出場。さらに先週末のデイトナ(アクシデントでリタイア)を含め、スケジュールに5つのイベントを追加することで、NASCARでの初のフルシーズンを締め括る忙しいレースウイークが続くことも決まった。
「カウリグ・レーシングでカップ戦とエクスフィニティの双方に出場するのは、皆にとっても忙しい状況になるだろうが、僕はレースを観戦するためにアメリカに来たわけではないからね」と続けたSVG。「そう、レースを戦うためにここへ来たんだ」
そんなSVGは、すでにエクスフィニティのレギュラーシーズンで3勝を飾っており、同チームのゲスト車両でもある16号車カマロZL1でも、カップの優勝戦線に絡む走りを披露している。
「アメリカに来たとき、ダーリントンがもっとも厳しいコースだと聞いた。そのことに異論はないが、すぐにこの場所が大好きになったよ」と、その9月初旬のダーリントンを皮切りに、アトランタ、ワトキンス・グレン、タラデガ、ラスベガス、そしてマーティンズヴィルと、重要なポストシーズンのチャンピオンシップへ“出演”することが決まったSVG。
「ドライブするのはとても楽しいし、アトランタでも是非カップカーに乗ってみたいね。このアトランタに関しては、エクスフィニティでもたった2回目の出場で3位表彰台に立ててちょっとクレイジーだった(笑)。今では経験もずっと増えたはずで、毎週コースに行くのが本当に楽しいんだ」
このアナウンスにより、同チームとの契約配下でスパイア・モータースポーツの71号車をドライブしていたゼイン・スミスの放出も発表され、そのスミスのクルーチーフを務めていたスティーブン・ドランが、新たにSVGの88号車を担当する。
「今季は僕にとって多くの学びを得られたが、すべての瞬間を楽しんできた」と、改めて決意を語ったSVG。
「NASCARのエクスフィニティでもチャンピオンシップを競い、カップシリーズでトップクラスの選手たちと競うチャンスを得るのはとても楽しい。僕にとってロードコースは通常の勝負になるが、オーバルはつねにチャレンジであり、すぐにでも制覇したいと思っている。まずは今季のポストシーズンが楽しみだよ」

