バルカムは、7月29~30日に行われる2016/17年シーズンのフォーミュラE最終戦モントリオールePrixまでにレースを行うには「スケジュールがタイトだ」とコメント。

 また、2017年11月に行われる予定の2017/18年シーズン開幕戦香港ePrixでの併催も、時間が短すぎるとしている。

 バルカムによれば、現在ロボレースが最優先事項としているのはシリーズに参戦する意志があるエントラントに、自動運転マシンによるレースが技術的に可能であること、そのためのインフラが整っていることを示すことだという。

ロボカーはフォーミュラEパリePrixでデモ走行を実施
ロボカーはフォーミュラEパリePrixでデモ走行を実施

「今シーズン、我々が取り組むべきなのは、参戦チームを呼び込むべく、車両などの開発を進め、プラットフォームを発展させることだ」

「参戦するチームはAIをプログラミングすることになる。ソフト面でのリスクはチームが背負い、マシンのパフォーマンスレベルを決める。一方、車体などハード面は我々が責任を負う」

「我々はデータを集めており、それを全チームと共有する。彼らはデータを使ってAIのトレーニングやシミュレーション環境の構築を行うことになる」

ロボレースで使用される自動運転マシン“ロボカー”
ロボレースで使用される自動運転マシン“ロボカー”

「だから、我々はロボレースというプラットフォームが稼働していて、チームの受け入れ準備が整っていることを示す必要があるんだ」

 上述したとおり、パリePrixでロボカーが見せた走行スピードはレーシングスピードとは程遠いものだった。しかし、バルカムは、ラップペースはすぐに改善すると自信を覗かせた。

「まずはマシンが状況を把握し、どういったアクションを起こすべきか判断する。速度を出すのか、出さないのかというのも、ひとつのアクションだ。AIは安全なスピードで走れるか判断することになる」

「パリで我々が披露したのは、ロボカーがつねに状況を把握しているということだ。どこにどういった障害物があるのかなどね」

「このあとは人間と同様、限界までプッシュしていくことになる」

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