その言葉どおり、タイヤコンパウンドを使い分けるためのピットストップが義務づけられた日曜のレースで、ポールポジションのカナピノがハードを選択したのに対し、グエリエリはソフトタイヤでフロントロウのグリッドへ。

 3番手以下、セカンドロウに並んだカナピノのチームメイト、ベルナルド・レイバーとマリアーノ・ウェルナー(プジョー408)も、同じくソフトでの勝負に出た。

日曜のスタートでハードタイヤを選んだ昨季王者を尻目に、ソフト勢が続々と先行
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 スタートではその選択がまさに明暗を分ける結果となり、ポールのカナピノはオープニングラップでC4ラウンジはおろか、チームメイトにも陥落。その後も1ラップあたり3秒のタイム差でソフトが圧倒的優位に立ち、18番手スタートの第3戦勝者、ファビアン・シャナンツォーニ(プジョー408)などは、3周目までに5番手に浮上する猛チャージを見せる。

 たまらずピットに向かいソフトに履き替えたカナピノだったが、18周目にはチームからの無線指示が飛び、「ソフト勢が垂れてハードに履き換えた時の逆転を狙う」ため、ペースを抑えてソフトタイヤを温存することを指示。

 ギャップを取り戻そうとプッシュを続けていたカナピノは、これでペースマネジメントに切り替え、先頭はその動向を見ながらもフルプッシュで逃げる展開に。グエリエリ、レイバー、シャナンツォーニらはソフトタイヤながら残り3周までピットを引っ張る戦略を敢行し、ハードに履き替えてピットアウトした際にもポジションを維持することに成功。

 結果的に、グエリエリ、レイバーがカナピノの前でコースに復帰し、そのままチェッカー。3位にカナピノが入りなんとか表彰台を死守することとなった。

ルノー・スポール勢はこの週末に苦しみ、エミリアーノ・スパタロの日曜5位が最上位
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 シャナンツォーニはピットでの作業ロスが響き最終的に7位までダウン。代わりに4位に入ったのは、開幕戦勝者のシトロエン・C4ラウンジ、ホセ-マニュエル・ウルセラとなった。

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 また、このレース後にはシリーズの天王山に位置付けられる10月開催の『ブエノスアイレス200km』に、WTCC王者ホセ-マリア・ロペスの凱旋がアナウンスされ、トヨタ・ガズー・レーシング・アルゼンティーナのトヨタ・カローラをドライブすることが決定。

 2013年シリーズ王者で、今季も勝利を挙げているマティアス・ロッシらとタッグを組むこととなった。

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