2015年にニューガーデンはトロントで優勝している。今回がカナダでの2勝目だが、実は1勝目も今日と同じくラッキーなタイミングでのピットストップによるものだった。彼はそれを「良い作戦」と読んだが、チームが考え出した作戦ではなく、絶妙のタイミングでピットに呼び込んだというのが真相だ。

 彼と彼のマシンは速く、トップに立ってからはほとんどプレッシャーらしいプレッシャーを受けなかった。2番手に浮上していたアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)にはそこまでのスピードがなかった。

「トップに立ってからは、いかにレースをマネジメントするかだけが問題だった」とレース後にニューガーデン自身も厳しい戦いにはなっていなかったことを認めていた。

 2位はロッシ、3位はトロント近郊出身のジェイムズ・ヒンチクリフだった。ヒンチクリフは昨年と同じく、6位スタートから3位フィニッシュした。

地元レースで表彰台を獲得したヒンチクリフ
地元レースで表彰台を獲得したヒンチクリフ

 ポイントトップのディクソンは10位。17戦のうちの12戦が終わったところで、またポイントバトルは一気にタイトになった。ディクソンはトップを守ったが、2番手につけるカストロネベスとの差は3点しかなく、3番手のパジェノーはトップから19点差。ニューガーデンはパワーを抜いてランキング4番手に浮上。トップとのポイント差は23点だ。

 佐藤琢磨は予選10位。スタートでマックス・チルトン(チップ・ガナッシ)をパスし、パワーの脱落とディクソンの後退で7番手に浮上した。しかし、カナーンのイエロー前にピットしていなかったために18番手まで後退。

 スペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)との接触でタイヤとフロントウイングも傷めた。更なるイエローは出されず、雨も降らなかったことから、琢磨は16位でのゴールとなった。

「マシンはとても速かった。それだけに悔しいレースでした。今日は何もかもタイミングが遅かった。雨もレース後に降ってくるとは……」と彼は悔しがっていた。

 シリーズも残すは5戦。次戦はロードコースのミド・オハイオだ。

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