更新日: 2016.05.09 05:45
WTCCモロッコ:ホンダが1-2-3フィニッシュ。ハフが今季2勝目
FIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC)第4ラウンドは8日、モロッコのマラケシュでオープニングレースとメインレースが行われ、ホンダのロブ・ハフ(シビックWTCC)がメインレースでポール・トゥ・ウインを達成。ホンダは、ノルベルト・ミケリスとティアゴ・モンテイロも2位と3位に入り、見事表彰台を独占した。オープニングレースはトム・コロネル(シボレー・RMLクルーズ)が優勝している。
生憎の曇り空となった決勝日のマラケシュ。12時過ぎからのオープニングレースはなんとかドライコンディションで行われたものの、夕方5時過ぎからのメインレースは、スタート前から降り出した雨の影響でウエットレースとなった。
予選トップ3独占のホンダ勢が最前列と3番グリッドに並んだメインレースは、ポールシッターのハフが無難にホールショットを決めたものの、2番グリッドのミケリスは若干蹴り出しが鈍り、その影響を受けたモンテイロが4番手スタートのホセ-マリア・ロペス(シトロエンC-エリーゼWTCC)にポジションを奪われてしまう。しかし、4周目に最速ラップを刻んだモンテイロは、続く5周目にタイトコーナーのブレーキングをミスしたロペスを抜いて3番手に復帰、これでホンダは1-2-3態勢を形成した。
レース中盤以降、先頭のハフは2番手につけるチームメイトのミケリスに何度も1秒圏内まで迫られるも、周回ごとに悪化する路面コンディションに対処しながら、終始ミスのない走りを披露。また、背後のロペスからプレッシャーを受ける3番手のモンテイロも、レース後半はシトロエンの接近を許さず。最後までポジションを守った3台のシビックは、そのまま22周のチェッカーを受け、見事に1-2-3フィニッシュを達成した。