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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.05.25 15:45
更新日: 2016.05.25 15:50

予選で挽回を見せた佐藤琢磨、7回目のインディ500決勝に向け手応え

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海外レース他 | 予選で挽回を見せた佐藤琢磨、7回目のインディ500決勝に向け手応え

 29日に100回目の開催を迎えるインディアナポリス500マイルレース。AJフォイト・レーシングから参戦する佐藤琢磨は、キャリア7回目のインディ500決勝レースを戦う。

 今年のインディ500予選、琢磨の成績は12位だった。自己ベストグリッドは依然としてKVレーシング・テクノロジー時代の2011年、インディカー・デビューから2年目に記録した10位のままだ。

 今年の琢磨はポールポジションを争うファスト9に食い込めそうなところまでマシンセッティングを向上させていくことができていたが、マシンの用意が間に合わずルールで許されていた2回目のアタックはできなかった。

■出遅れたプラクティス走行

 プラクティスは月曜日に始まった。初日は午後2時から6時の4時間。ここで琢磨が記録したベストスピードは223.826mphで、20番手につけるものだった。翌火曜日が雨になる可能性が高いというのに、琢磨陣営の走行開始は遅く、走れた周回数は35周ですべての基本となる車高の設定程度しか行えなかった。

 これに対し、トップのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)は61周をこなし、ベストは228.978mphと琢磨より1周につき5.152mphも速かった。アンドレッティ勢は5台体制を活かし、自分たちだけで“パック”(=接近して走る集団)を形勢。レースを想定し、乱気流を浴びた状態でのハンドリングチェックに精を出していたのだ。

 2日目は予報通り雨で走行は中止。プラクティス3日目、琢磨は224.696mphにベストを伸ばすも22番手。周回数は57周。トップはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は228.202mphを94周をこなして記録した。

第100回インディ500/佐藤琢磨
第100回インディ500/佐藤琢磨

 プラクティス4日目も琢磨はスピードアップを果たした。ベストは225.044mph。しかし、順位は26番手と悪かった。この日も周回数は54周と決して多くはなかった。もっとも多く走ったオリオール・セルビア(シュミット・ピーターソン)は127周も走り込んで決勝用セッティングを詰めていた。トップは66周を走ったギャビー・チャベス(デイル・コイン)の227.916mph。琢磨は着々とスピードを上げていったが、周りの方がスピードの伸びが大きくなっていた。


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