レース中盤の15周目、ブレーキトラブルに見舞われたアンドレ・ロッテラー(テチーター)がコースオフ。これとほぼ同じタイミングでローゼンクビストがバードを交わして2番手にポジションアップ。
ロッテラーのアクシデントに端を発するイエローフラッグがフルコースイエローとなった18周目、上位陣が一斉にピットに向かうが、このピット作業でブエミの背後に迫っていたローゼンクビストがややタイムロス。2番手の順位を守ったもののギャップを広げられてしまう。
しかしレース後半、怒涛の追い上げを見せるローゼンクビストは29周目、ターン7のブレーキングでブエミのインをつき一気にオーバーテイク。残り5周でトップに立った。
その後、2番手に後退したブエミはファンブーストを使って追い上げをみせるが、ローゼンクビストを交わすには至らず。この結果、ローゼンクビストがトップチェッカーを受け2連勝を飾った。ポールポジションから今季初優勝を目指していたブエミは2位、開幕戦香港ePRixを制したバードが3位に入った。
2017/18フォーミュラE次戦第4戦は2月3日(土)、南米チリのサンティアゴでチリ初のFIA公認ストリートイベントとして開催される。
また、フォーミュラEは1月14日、これまでフォーミュラEをドライブしたことのないドライバーを対象としたルーキーテストをマラケシュで行う。
このテストにはニッサンの高星明誠のほか、アンドレア・カルダレッリやジェームス・ロシター、ポルシェ・ワークスドライバーのフレデリック・マコウィッキといった日本と関わりの深いドライバーも多数参加する予定だ。

