先頭を行くルカをこの2台が追いかける展開となるが、5周目にはさらに雨脚が強まる難コンディションに。その状況変化を逆手にとって、さらにペースを上げる巧さを見せたティーンエイジャーのルカは、2番手ベリアとのギャップを5秒にまで拡大。

 そのリキモリ・チーム・エングストラーのセットアップの正しさを印象付けるかのように、スタートで遅れていたソーマのゴルフも雨量の増加で勢いを取り戻し、8周目にはアルトを、12周目にはベリアを仕留めて2番手に浮上。そのままシーズン2度目となるワン・ツー・フィニッシュを飾り、チームメイトとしてルカの初戴冠に華を添えた。

「僕にとっては完璧な夜になった。TCRミドルイーストのタイトルを獲得できるなんて、本当に最高の気分だ」と、父フランツと抱き合い喜びを語ったルカ・エングストラー。

「トラックの状況は本当に厄介で、この地域に望む天候ではないクレイジーな経験になったけど、マシンは本当によく機能してくれた。セットアップは完璧で、雨脚が強まってもゴルフを本当に信頼してドライブすることができたし、ウエットが全然怖くなかったよ」

 一方、終盤のバトルでベリアを仕留め3位表彰台を確保したアウディRS3 LMSのアルトは、ソーマをかわしてランキング2位浮上に成功。

 しかし、レース1の結果によりタイトルが確定したことと、レース後さらに強まった雨の影響でトラックコンディションが悪化したこともあり、レースダイレクターは全ドライバーとの協議の上でレース2のキャンセルを決定。中東のモータースポーツ史に残る波乱づくめの最終戦となった。

リキモリ・チーム・エングストラーのフローリアン・ソーマ(右)も2位に入り、シリーズ2度目のワン・ツー
シリーズ最終となるレース2は、まさかの降雨による悪コンディションでキャンセルに
17歳でTCRシリーズ史上最年少王者となったルカ・エングストラー(左)と、父のフランツ代表

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