DSパフォーマンスのディレクターを務めるクサビエ・メステラン-ピノンは、ロッテラーとベルニュを起用した経緯を「開発にはさまざまな調整が必要で、この作業にはスピードがあり経験豊富なドライバーが必要だった」と説明する。

「我々のフォーミュラEプログラムは勢いを増している。今シーズンの残りのレースを戦いながら、新型マシンの開発も急速に進めているのだ」

「“Gen2”マシンのデザイン作業などはすでに終了しているし、シェイクダウンなど開発初期段階も終えた。ここからは異なるシステムの調整作業といったステージに入る」

「この作業にはスピードと経験豊富なドライバーからのインプットが必要だった。チャンピオンシップをリードしているドライバーよりも、最適な人材がいるだろうか?」

「ふたりからのフィードバックは非常にポジティブで、我々が正しい方向へ進んでいることを示している」

 2017/18年シーズンからフォーミュラEにレギュラー参戦し、第4戦サンティアゴE-Prix、第7戦ローマE-Prixで表彰台を獲得しているロッテラーは「Gen2マシン開発の機会を与えてくれたDSパフォーマンスには感謝している」とコメントした。

「新型マシンのドライブは大変素晴らしく、マシンを走らせる機会が待ちきれない。(現行マシンより)グリップがあって、パワーがあるから、ラップタイムの差がどう変化していくか興味があるよ」

 また第9戦終了時点で3勝を挙げ、ポイントランキングトップにつけるベルニュは「Gen2マシンに乗れる機会は本当に限られているから、コースを走れるチャンスはとても貴重なんだ」と述べている。

「(テチーターのような)カスタマーチームはまだGen2マシンを持ってはいない。だから、Gen2マシン開発のチャンスを簡単に断ることはできなかったんだ」

 なお、DSパフォーマンスは今季、ヴァージン・レーシングと提携し、DSヴァージンとしてフォーミュラEを戦っているが、一部メディアでは第5シーズンからテチーターと提携すると報じられており、ロッテラー、ベルニュの起用は提携に向けた布石とみられている。

DSパフォーマンスの開発ドライバーに就任したアンドレ・ロッテラー
DSパフォーマンスの開発ドライバーに就任したジャン-エリック・ベルニュ
  

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