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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.07.09 12:58

ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズ 2018第3大会鈴鹿 レースレポート

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海外レース他 | ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズ 2018第3大会鈴鹿 レースレポート

ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア 鈴鹿第1レース
ライパート・モータースポーツのゲルセコウスキー/シャンドルフが勝利

●ゲルセコウスキーとアジア戦デビューのシャンドルフが、グリッド7番手から勝利を掴む

●アイレゾ・モータースポーツのクマール・プラバカラン/マックス・ワイザーがPRO-AM初参戦勝利

【鈴鹿、2018年6月30日】
 ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア2018のラウンド5は、ライパート・モータースポーツのベン・ゲルセコウスキー/フレデリック・シャンドルフが、グリッド7番手からスタートしながらも戦いを制し、今シーズン2度目の勝利を果たしました。わずか0.7秒差で表彰台2位に上がったのは、同じPROカテゴリーを競うFFFレーシングのジャック・バーソロミュー/ジェームズ・プル。そして、3位は、クラッツィオ・レーシングのアフィク・ヤジド/ケイ・コッツォリーノが、グリッド最後方から順位を伸ばして獲得しました。
 
 PRO-AMでは、アイレゾ・モータースポーツで今回初めてチームを組んだクマール・プラバカラン/マックス・ワイザーが優勝。クマールにとってはレース参戦3回目の週末での初勝利となりました。
 
 PRO-AM2位はライパート・モータースポーツのフィンランド出身ユーソ・プハッカ/ミコ・エスケリネン、3位はガマ・レーシングのエバン・チェン/浅井亮博。AMクラスでは、先月ブリーラムで行われたレースに欠場したFPCレーシングの浦田健/松永大祐が、華麗なる復活でトゥル・ーヴィジョンズ・モータースポーツのボビー・サッティラックを下し、今シーズン初となる勝利を収めました。
 
 ランボルギーニ・カップでは、ガブリエル・ムローニがポールポジションから勝利を決め、ポイントスタンディングでも852チャレンジャーズのクレメント・リー/ポール・ウォンに1ポイント差に迫ります。ムローニに続く2位はYHレーシング・チーム、日本の松田貴道。ポイントスタンディングでは、現在PROクラス首位は変わらずFFFレーシング・チームのアンドレア・アミチ/アルトゥール・ヤノス、次に同チームのバーソロミュー/プルが続きます。
 
 PRO3位はゲルセコウスキー。PRO-AMのトップはチェン/浅井ですが、ライバルの松本/落合との差はわずか4ポイント。後に続くエスケリネン/プハッカも1ポイント差で松本、落合に迫っています。AMカテゴリーでは、タイのサラヴット・セレーソラナクルがサッティラックを抑え、首位に立っています。
 
 レースは、#38ホージャスト・レーシングの松本武士がポールポジションからスタートし、そのまま先頭を走る展開で始まりました。グリッド7番手のゲルセコウスキーが、不調だった予選の遅れを取り戻すべく、1コーナーまでに3番手にせり上がり、2番手のバーソロミューを追い詰めます。
 
 オープニングラップ終盤で、PRO-AMカテゴリーで落合俊之と組む松本に2秒差まで迫ったゲルセコウスキーは、2周目を終わる頃には松本のリードを半分まで縮め、そのままドライバー交代まで猛追を続けました。首位グループの後方では、ヤジドがオープニングラップ終盤までに9番手に浮上。2017年ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアでPROチャンピオンに輝いたヤジドでしたが、今回はテクニカル違反でグリッド後方からのスタートとなり、困難なレースを強いられます。
 
 AMカテゴリーでは、浦田がサッティラックの前を走り、ランボルギーニ・カップでは先頭ウォン、次いでムローニが後を追います。ムローニはスタートでミスを犯して順位を1つ下げましたが、ランボルギーニ・カップのライバル、ウォンと競り合いを続け、7周目に追い抜きました。
 
 9周目、ウォンがグラベルで動けなくなり、セーフティカーが出動するとともに、ピットウインドウもオープンしました。ゲルセコウスキーはすぐにピットインし、シャンドルフと交代。デンマーク出身のシャンドルフは、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパでライパート・モータースポーツの一員としてレースに参戦していましたが、ほんの数日前に要請を受け、鈴鹿でのアジア・デビューとなりました。
 
 PRO-AMペアの松本/落合組は、PROドライバーの松本が少し長くトラックを走りつづけてから落合に交代しました。レースが再開し、ピットウインドウがクローズした時点の首位はシャンドルフで、プルとヤノスが追います。ヤジドから交代したコッツォリーノはすぐに4番手に滑り込み、ワイザーも5番手に。#55ウラカン・スーパートロフェオEVOの浦田から交代した松永は、引き続きAMカテゴリーの首位を守り、ムローニは松田を引き離しました。
 
 15周目、落合がメカニカルトラブルでリタイアを余儀なくされると、2度目のセーフティカー出動となりました。レースは最終周にようやく再開し、先頭を維持したシャンドルフがプルとヤノスを下し、チェッカーフラッグを受けました。
 
 ヤノスとアミチは、後にアンセーフリリースで30秒のペナルティを課せられ、表彰台最後のポジションはヤジド/コッツォリーノが獲得しました。ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア鈴鹿第2レースFFFレーシング・チームのアミチ/ヤノスが勝利を祝うPROクラスではアミチ/ヤノスが勝利、リーダーボードで2位との差をさらに広げる。
 
 PRO-AMを制したのはライパート・モータースポーツのエスケリネン/プハッカ。AMはボビー・サッティラック、ランボルギーニ・カップは852チャレンジャーズのウォン/リーが優勝した。


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