カレンダー最難関とされるアウトドローモ・ヴェロパークで開催されたSUV新世紀のSCBストックカー・ブラジル“Pro Series”第3戦は、土曜スプリントこそ開幕から猛威を振るうミツビシ・エクリプスクロスを操るガエターノ・ディ・マウロ(ユーロファーマRC/)がウイナーズ・サークルに加わったものの、予選最速に続き日曜メインレースでもギリェルメ・サラス(カバレイロ・バルダ/シボレー・トラッカー)が素晴らしいパフォーマンスを見せ、GMシボレー陣営がSUV新時代において初めて表彰台のトップに立つなど反撃の狼煙を上げている。
ブラジルはリオグランデ・ド・スル州にて6月6~8日の週末に争われたテクニカル・サーキットでの一戦は、やはりセダン時代から続く超接近戦グリッドの健在ぶりを見せつけるかのように、走り出しから26名ものドライバーが1秒差圏内にひしめき、FP2で記録されたディ・マウロの最速タイム53秒892は、セダン時代の2022年にリカルド・ゾンタ(トヨタ・カローラ)が記録した56秒070を2秒以上も上回るレコードタイムとなった。