先週末行われたインディカー・シリーズの開幕戦。ポールポジションを獲得するも脳震盪により決勝レースを欠場したウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、怪我の影響により緊張している筋肉を和らげるため薬を服用し、テストから復帰することを明らかにした。

 開幕戦セント・ピーターズバーグ初日のフリー走行で、激しくウォールにヒットしたパワーは、次のプラクティスから復帰しトップタイムをマーク。翌日の予選でもポールポジションを獲得しクラッシュの影響はないかに見えた。

 しかし、パワーは土曜日に体調不良を訴えており、予選走行直後のインタビューにも一時は答えられない状態となった。レース前から耳の感染症による体調不良であったこともあり、パワーはメディカルチェックをクリアし予選まで走行したが、実際にはクラッシュによる軽い脳震盪だったことが日曜日に判明した。

 パワーにはドクターストップがかかり、チーム・ペンスキーはパワーの代役としてサーキットに来ていたオリオール・セルビアを急遽起用した。

 CARTでドクターを務めていたスティーブ・オーベイはパワーを診断し、「我々は耳の感染症は分かっていた。適切に治療していたし、回復に向かっていた。しかし、頸部の筋肉が緊張していることも分かった」

「これは激しく衰弱させる頭痛を引き起こす可能性があった。薬を投与することによって首の筋肉をリラックスさせ、悪循環をストップさせることにした」とコメント。

 パワーは、火曜日にバーバーで行われたテストには参加できなかったが、来週違うテストを行うことを計画している。

「今週彼を止めたのは、脳震盪だからではなく、頸部の筋肉に問題があったからだ。彼は、問題なく火曜日には車に戻るはずだよ」とオーベイ。

 パワーも現在は体調が回復していると語る。

「耳もいい感じだし、頭痛や吐き気もない。バーバーで来週テストができるのは、いいことだろうね。クルマに再び戻ることができるのは素晴らしいし、最良の薬だね」

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