2018年はニッサンに移籍しスーパー2参戦を続けながら、ケリー・レーシングのエンデューロ・カップ登録ドライバーとしてリック・ケリーのパートナーを務めた経歴も持っている。その実績を買われ、今季マイケル・カルーソが離脱した3号車アルティマのステアリングを握ることとなった。
「僕は子供の頃からずっとVASCにフルタイム参戦する日を夢見てきた。それが成し遂げられたのは最高の気分だよ」と、トップカテゴリー昇格の喜びを口にしたヤコブセン。
「チームとは昨季からともに戦ってきたし素晴らしい関係を築いてきたけど、まだ仕事は半分も終わっていないし、すべては始まったばかりだ。学ぶべきことは山ほどあるし、そのすべてにチャレンジしていくつもりだ」
そして自身3年目のVASCシーズンを迎えるシルベストロも、引き続きハーヴェイ・ノーマンがバックアップするアルティマのニューカラーリングをお披露目するとともに、「これまでにない準備ができている」と、正念場のシーズンに向けた意気込みを語った。
「昨年の最終戦ニューキャッスルを終えた後、サウジアラビアでフォーミュラEのテストに参加し、すぐにデイトナで人生初の24時間耐久レースを戦った。その意味でオーストラリアのオフ期間もシングルシーターやGTでマイレージを稼いできたし、間違いなくシーズンに臨む最高の準備ができている」と、過去2シーズンでランキング24位、23位からの雪辱を期すシルベストロ。
「このアルティマ・スーパーカーを見るといつだってワクワクする。早くシートに座ってステアリングを握り、トラックに飛び出したい気分よ。フィリップアイランドでのテストが待ち遠しいわ」
一方、6シーズン所属したチームを離れることがアナウンスされていたマイケル・カルーソは、今季から新型マシンを投入するフォード陣営に加入。ティックフォード・レーシングの耐久カップ登録ドライバーとしてキャメロン・ウォーターズとペアを組み、シーズン後半3戦のエンデューロ・カップ・イベントでモンスターエナジー・マスタングのステアリングを握ることが発表されている。
VASCの2019年シーズンは2月14日からの公式プレシーズンテストを経て、2月28~3月1日の“スーパーループ・アデレード500”で開幕のときを迎える。



