スタート直後に2つポジションを下げるもその後は8番手まで着実に順位を上げてきた松下は、9周目の1コーナーで前を行くアントワーヌ・ユベール(BWTアーデン)をオーバーテイク。しかし松下は11周目にピットインしソフトタイヤに交換。昨日のレース1ではタイヤに悩まされており、2スティント作戦を選択した。

 13周目に4番手のデ・フリースと首位を走行していたギオットがピットインし、ソフトタイヤに交換。ギオットと入れ替わる形で首位となったセッテ・カマラ、2番手ラティフィ、3番手シューマッハーはノーピットを選択。

 トップ2のダムス2台は、1秒以内の差をキープしながらレースを展開する。その後方からタイヤを交換したギオットが猛追し18周目には3番手まで順位を回復、ギオットと2番手のラティフィは7秒の差がある。

 20周目、4番手を争うシューマッハーとデルトラズは抜きつ抜かれつのクリーンなバトルを展開、しかしその後シューマッハーは、タイヤが尽きたのかペースが上がらず後退した。

 そして21周目、タイヤに苦しむセッテ・カマラをオーバーテイクし、ギオットが首位を奪還。タイヤに余力のあるギオットは一気に差を広げ、そのままトップチェッカー、今シーズン初優勝で2戦連続の表彰台を獲得。

左:セルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)中央右:ルカ・ギオット(ユニ ヴィルトゥオーシ)右:ニコラス・ラティフィ(ダムス)

 2位にはセッテ・カマラ、3位にラティフィが入り、ダムスの2台が表彰台に上がった。2スティント作戦で早々にタイヤ交換した松下は、後半ペースに悩まされ、結局12位でフィニッシュしている。

 FIA-F2第2戦アゼルバイジャンは4月26~28日に開催される。

■FIA-F2第1戦バーレーン 決勝レース2 リザルト

Pos. No. Driver Team Time/Gap
1 8 L.ギオット ユニ ヴィルトゥオーシ 23Laps
2 5 S.セッテ・カマラ ダムス 5.474
3 6 N・ラティフィ ダムス 6.867
4 7 Z.グアンユー ユニ ヴィルトゥオーシ 18.240
5 1 L.デルトラズ カーリン 21.939
6 9 M.シューマッハー プレマ・レーシング 24.679
7 4 N.デ・フリース ART 25.154
8 16 J.キング MPモータースポーツ 25.520
9 19 A.ユベール BWTアーデン 30.514
10 10 S.ゲラエル プレマ・レーシング 30.532
11 15 J,エイトケン カンポス 32.224
12 2 松下信治 カーリン 35.980
13 3 N.マゼピン ART 40.541
14 21 R.ボスチャング トライデント 43.074
15 18 T.カルデロン BWTアーデン 46.006
16 11 C.アイロット ザウバー・ジュニアチーム 56.487
17 14 D.ボッコラッチ カンポス 1’00.048
18 20 G.アレジ トライデント 1’21.115
19 12 J-マヌエル・コレア ザウバー・ジュニアチーム 1’32.585
20 17 M.ラフーナサン MPモータースポーツ 1Lap

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