このレースで優勝したのは3番手からスタートしたチリ代表のニコラス・ルビラーで、昨年のワールドファイナルでは決勝最下位だったところから勝ち上がった伏兵である。よほどうれしかったのだろう、仲間と表彰台に上がり国歌を熱唱する姿には心打たれた。

 ワールドファイナルでフラガと争い2位に終わったドイツのミカエル・ヒザルは、今回も2位に終わり絵に描いたような悔しい顔を浮かべていたのが印象的だった。

 個人的に期待していた日本のトップドライバー山中智瑛は、どこか噛み合わなかったようで決勝進出ならず、これもまた心がここにない表情のままレースを終えてしまったのは残念だった。

 実は決勝レースは未来的なマシン『X2014 Competition』でオートポリスを16周する形式で行われた。X2014 Competitionが見慣れたオートポリスのコースを走り始めたときには、「ウワ~、すごいマシンが日本に来たんだなあ」とリアルとバーチャルが僕の頭の中で混ざり合い、興奮と困惑で目眩がしたと白状しておこう。大変な時代が来たものだ。

 次回は6月22~23日、リアルレースのニュルブルクリンク24時間レースが開催されているニュルブルクリンク特設会場へ舞台を移しての開催となる。レースの様子はグランツーリスモ LIVE(https://www.gran-turismo.com/jp/live/)でリアルタイム配信の予定なので、24時間レースと並行しての観戦をオススメしておく。
 
 僕としてはやはりフラガと山中を軸にして眺めたいと思う。ここに安定した速さを示すヒザル、開幕戦の優勝者ルビラーがどう絡むのか。香港勢も無視できないぞ、とこれもまた僕の頭のなかではリアルレースとeレースが渾然とした状態になって少々困惑気味なのである。

2019年シーズン開幕戦を制したチリ代表のニコラス・ルビラー
2019年シーズン開幕戦を制したチリ代表のニコラス・ルビラー
2019年第1ラウンド決勝レースの舞台は日本のオートポリスだった
2019年第1ラウンド決勝レースの舞台は日本のオートポリスだった

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