一方、シリーズにおけるDJRのライバルであるホールデン陣営のトリプルエイト・レースエンジニアリングは、2021年シーズン終了までホールデンのファクトリープログラムを担当することを発表。同じくレッドブルのサポートが継続することもアナウンスした。

 HRT(ホールデン・レーシング・チーム)として長年ワークス格を務めたウォーキンショー・レーシング(現:ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド)から引き継ぎ、2017年からファクトリープログラムを担当するトリプルエイトは、Gen2規定の新型コモドアZBの開発チームとしての役割も担ってきた。

 今回その契約を2年間延長し、またヴォーダフォンに代わって2013年からメインパートナーとして迎えたレッドブルも、引き続きサポート体制を継続。7度の王座獲得経験を持つジェイミー・ウインカップと、2016年シリーズチャンピオンであるシェーン-ヴァン・ギズバーゲンの両ドライバーは、ともに2020年末までの契約が残っている。

 チーム共同オーナーであるジェシカ・デーンは、シリーズ公式放送のインタビューに対し「レッドブル、ホールデンともに、チームと2年間のパートナーシップ契約延長を果たしました」と明かしている。

「これで少なくとも2021年シーズンの終わりまで、我々はレッドブル・ホールデン・レーシングとしてグリッドに並ぶことになります。これは素晴らしいニュースね」

 2016年に結ばれたRBRAとGMホールデンのファクトリー契約には、2018年導入予定だったV6直噴ターボの開発計画も含まれていたが、当面の間は現行の5リッター自然吸気V8を使用することも確認されている。

レッドブル・レーシング・オーストラリア(RBRA)、トリプルエイト・レースエンジニアリングとGMホールデンも、2021年終了までの契約延長をアナウンス
公式ブロードキャスティングのインタビューに応えるチーム共同オーナーのジェシカ・デーン
救済策がありながら、今季ここまでフォード陣営の後塵を拝する機会が増えているホールデン・コモドアZB

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