するとその直後、先頭を走るシビックの左フロントタイヤが突然、根を上げてパンクチャーに見舞われ、これでブライトが労せずしてレースリーダーの座に。

 46歳の元バサースト1000勝者は残るラップで2番手ブラウンとのマージンをきっちり1秒にコントロールし、17周のレースを走破。開幕戦レース1、シリーズ初代勝者の称号も持つ男が5月以来の選手権2勝目を挙げる結果となった。

 明けた日曜午後の2ヒートは、前日の惜敗にリベンジを期すブラウンが、レース2からその決意を披露し、スタートでポールシッターのブライトに対しサイド・バイ・サイドの勝負を挑んでいく。そのまま並んで2コーナーシケインを通過したゴルフGTI TCRとヒュンダイi30 N TCRは、続くターン3進入でわずかにノーズを前に出したブライトが首位を堅持し、一歩も引かない勝負を繰り広げる。

 しかし2周目の同じターン3で今度はブラウンがやり返し、この週末初の首位浮上に成功。そこからは怒涛のレースペースを披露し、5周目には3秒以上にマージンを広げると、17周チェッカー時点で2位ブライトに対し7.9051秒の大量リードを築いてチェッカー。

 続く午後2時20分スタートの決勝レース3もポールから出たブラウンが、決勝ファステストラップを記録し10秒以上のリードを築く完璧なポール・トゥ・ウインを達成。ランキング2位のアルファロメオ、オキーフに対し116点差とする538点までポイントリードを拡大した。

「この週末は最高の気分でドライブできた。マシンはレールの上を走っているようで、その感覚はちょっとF3マシンに近いようなフィーリングさえ覚えたよ」と、今季6勝目を挙げ、決勝全ヒートでファステストを奪ったブラウン。

「レース1を除いて完璧なドライブができたし、チームのみんなには感謝しても仕切れないくらいだ。首位に立った後は“どれぐらいのラップタイムが維持できるか、挑戦してやろう”と考えていた」

「すると、このヒュンダイは予選みたいなラップタイムを連続して維持できるほど優れたパフォーマンスを見せてくれたんだ。マシンは完璧だったし、本当にハッピーな週末になったよ」

 TCRオーストラリア初年度シーズンは残り2戦。続く第6戦は9月21〜22日にメルボルン近郊のサンダウン・レースウェイで争われる。

タイトルを争うディラン・オキーフは、R2でパンクに見舞われ、ライバルの大量得点を許す展開に
R2は約7秒、R3は10秒ものマージンを構築したウィル・ブラウンは「完璧なマシン」とヒュンダイを賞賛
シーズン中盤にスバルからホールデン(オペル)にスイッチしたアンドレ・ハイムガートナーはトップ5圏内を争うパフォーマンスを披露

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2026年 / スーパーGT
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