――フリー走行は、始まってすぐに大雨でしたね。
名取:ええ。なのでドライは、2周だけでした。

――初めてのモンツァで、2周目に(フリー走行)総合5番手のタイムを出したと。
名取:何か最初から、感触よかったです。まるで日本でレースしてるような、居心地のよさでしたね。低速、高速シケインも、自分の思うように走れました。

――(第6戦)ベルギーでポイントを獲得して、調子が上がっている?
名取:タイヤの使い方が(第3戦)オーストリアぐらいから掴め始めていて、でもそのあとトラブルに見舞われたりして、なかなかそれを結果に出すことができなかった。それがようやくベルギーで、自分に合ったドライビングを試せて、成功した感じです。ドライビングとセッティング、両方ですね。

 今回も、その応用というか。その意味でもスパ(・フランコルシャン)は、大きなステップを踏めたレースでした。スパが終わってからは、今回も行けるなと走る前から感じていましたし。今まで手探り状態だったのが、自信が出たと言うか。とにかく今までは、ピレリタイヤの使い方が全然できてなかった。それがやっと、(第5戦)ハンガリーでわかったかなと。一発とレースと、両方ですね。

 予選だったらウォームアップとクールダウンの仕方、レースだったら長丁場をどう持たせるか。日本の高性能タイヤだったら、そういうことを考える必要まったくなくて、チェッカーまでフルアタックでしたから。その習得に、時間がかかりましたね。今日のような低温コンディションだと、ウォームアップが本当に難しかったですけど、エンジニアに頻繁に無線で指示をもらいながら、何とかこなせました。

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