続くリバースグリッドのレース2は、予選スーパーポール進出を逃して11番手からのレースを強いられていたレネ・ラインアート(Reinert Racing/IVECO)が、セミリバースの3番グリッドから躍進。オープニングラップの数コーナーで首位に浮上すると、追走するアントニオ・アルバセテ(Trucksport Lutz Bernau/MAN)やラッコを老獪な技術で抑え込んでいく。

 中盤にはその集団に帝王ハーンが加わり、4台による優勝争いが繰り広げられるも、5月のイタリア・ミサノ戦以来のシーズン2勝目を目指すラインアートは、緊迫の攻防をしのいでトップチェッカー。5番グリッドから浮上してきたアルバセテと地元のヒーロー、ラッコを従えての勝利を飾っている。

 明けた日曜午前のスーパーポール・セッションでも、ハーンの速さは衰えることを知らず、ラッコをコンマ5秒も突き放して週末連続ポールを獲得。今季9度目のポールを決めるも、アウトドローモ・モストの上空には前線が停滞し、晴れ続きだった会場に大雨が襲来する。

 それでも現地14時10分からのレース3はイエローフラッグ・コンディションで定刻通りのスタートを切ったが、3周目にはグリップを失った数台のトラックがターン3のグラベルに沈んだため、レースコントロールは赤旗を掲示。

 大ベテランのアルバセテも「こういうコンディションでは、ドライバーは得てして”ただの乗客”にならざるを得ない」というほど路面状況が悪化し、マーシャルらの努力の甲斐なくそのままキャンセルとなった。

 このイベントキャンセルを受けてなお、前人未到シリーズ6度目の戴冠に向けリードを積み重ねたハーン。続くETRC第6戦は、9月14〜15日にベルギーのゾルダーを舞台に争われる。

土曜午後のR2は、セミリバースの3番手から発進の77号車レネ・ラインアートが躍動した

中盤には先頭集団に帝王ハーンが加わり、優勝争いは白熱の4WAYバトルに発展

R2でも3位に入ったアダム・ラッコは、土曜の連続表彰台を確保して地元の声援に応えた

本日のレースクイーン

小枝凛こえだりん
2026年 / スーパー耐久
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