一方、2019年に新型トヨタ・カローラを投入し、現地法人トヨタGBのバックアップを受けてインディペンデント・チームから本格的ファクトリーチームに昇格したスピードワークス・モータースポーツ(SWM)は、2020年に向けさらなる体制強化を図るとともにエントリー名も変更。『チーム・トヨタGB withスピードワークス・モータースポーツ』改め『TOYOTA GAZOO Racing UK with Ginsters』としてタイトル獲得に挑むと表明した。

 シングルカー体制ながら本格的メーカーエントリーを得た新型車両投入初年度に、トム・イングラムのドライブで年間4勝、ランキング6位に喰い込んだSWMは、引き続き食品企業の”Ginsters(ギンスターズ)”のサポートを受けつつ、WRC世界ラリー選手権やWEC世界耐久選手権同様に、TOYOTA GAZOO Racingの名称を得てシリーズを戦うこととなった。

 イングラム自身も、近年の推移は「BTCCに旋風を巻き起こした」との自負があり、日本のマニュファクチャラーとの強いつながりを「誇りに思う」と語った。

「アヴェンシスでのインディペンデント・タイトル連覇から、2019年の公式メーカーサポートによるファクトリーチームへの昇格、そして今では世界選手権と同じステータスを持つTOYOTA GAZOO Racingとの密接な提携を持つに至った。これこそ、僕らの仕事に対する何よりのご褒美だろう」と続けたイングラム。

「昨秋にTGRの最先端ドライビングシミュレーターを使用することができたのも最高の特権だったし、WEC世界耐久選手権を戦うスポーツプロトタイプ、トヨタTS050ハイブリッドを仮想ドライブできたのも目を見張る経験になった」

「彼らの技術的能力と細部への注力は非常に印象的で、この境遇は『お金で買えない』専門知識の塊のようなものだ。今からシーズンが待ちきれない気分だよ!」

ここまでPirtekカラーをトレードマークとしてきたアンドリュー・ジョーダン。2019年総合2位の雪辱を期す
カラースキームは初年度を踏襲も、バンパーコーナーにはTOYOTA GAZOO Racing UKのロゴが入った
トム・イングラム(左)擁するSWMは、ブリティッシュGTに世界最初のデリバリーのうちの1台となるトヨタ・スープラGT4も投入する

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