「今季もチームと戦うことができてうれしい。私が手塩にかけ育ててきたヒュンダイi30 N TCRは勝つためのマシンであり、今年も“追う側”ではなく“追われる側”で戦うことを目標としている。個人的にポディウムの回数を増やすことを狙うが、同時に最終的なタイトルにフォーカスしながら戦う必要もある」と血気盛んなタルキーニ。
一方、2019年はBRC Racingのセカンドチームに加入し、総合13位にとどまったキャツバーグは「WTCRでのセカンドシーズンこそ、リザルトを改善したい」と意気込む。
「僕にとって2年目のWTCR、そして新たなチームとのジョイントが本当に楽しみだ。彼らは世界中のTCRシリーズで好成績を収め、ヒュンダイi30 N TCRのことを知り尽くすトップチームだ。その成功物語に自分の手で新たなストーリーを追加したいと思っている」と続けたオランダ出身のキャツバーグ。
「2019年はこのマシンのドライブを本当に楽しんだ。WTCRは世界最高のドライバーたちが集い、トラック上は全セッションで信じられないほどコンペテイティブなんだ。世界でベストなレーシング・シリーズでの勝負が待ち遠しいね」
カスタマー部門を率いるジョンズは、来るシーズンに向け厳しい状況下でも集中して作業に取り組む姿勢を改めて強調した。
「ウイルス蔓延を防止する措置として、私たちのカスタマー・レーシング部門も自発的に自宅での仕事を続けているが、WTCRだけでなく世界中のカスタマーチームを支援するため可能な限り通常通りの業務を続けていく。それはツーリングカーだけでなく、i20 R5でのラリー活動でも同様だ」