続く3ラップ目にもアクシデントが発生し、TCRオーストラリアのレギュラー組となるネイサン・マルコム(HMO Customer Racing)とジョン・マーティン(Wall Racing)が大クラッシュ。フェンスにヒットしたWall Racingのマシンが跳ね上がり、トラック上に戻ってきたところにTCR王者のチームメイトが差し掛かり、両者はその場でリタイアとなってしまう。

 レースはそのまま首位サットンが余裕のクルージングでフィニッシュラインを通過してシリーズ2勝目をマーク。その10秒後方の2位にはディラン・オキーフ(Renault Sport GRM)が浮上し、3位には4番手スタートから一時2番手までポジションを上げたネイサン・ヘルネ(Gulf Western Oils)が入った。4位には2020年創設のTCRニュージーランド・シリーズを追うことが決まっている“kiwi”の新鋭、ジェイデン・ランズレー(Track Tec Racing)が続いている。

 続く15分間のレース2は前戦トップ20のリバースグリッドが採用されると、集団に飲み込まれたR1勝者サットンはターン1でアクシデントに巻き込まれ大きくポジションを失うことに。代わってこのレースを率いたのはタンダーとアーロン・キャメロン(Team Valvoline GRM)のふたり。

 初年度TCRオーストラリアでも対戦したふたりは、同じくレギュラー組のジョーダン・コックス(Garry Rogers Motorsport)を交えて三つ巴の首位バトルを展開し、ラップごとに目まぐるしく首位を入れ替えていく。

 さらに後方からはSuper3やV8ツーリングに参戦中の若手有望株ニック・キャロル(Melbourne Performance Centre)が迫り、レース1で5位入賞の勢いそのままに2台のGRM勢を仕留めると、これが初参戦とは思えぬ落ち着きぶりでパッシングを決め、2番手にまで上がってくる。

 しかし15分間のレースタイムでは首位タンダーに5秒届かず。現実世界でもMPCのアウディRS3 LMSで勝利を挙げている元バサースト1000ウイナーが仮想空間初勝利を挙げ、2位にキャロルが続きMPC勢がワン・ツーを達成。3位にオキーフ、4位にキャメロンのGRM勢が並ぶリザルトとなった。

 ARG eSports Cupの第3戦は、NASCARやインディカーも開催されるアメリカ西部を代表するトラック“ザ・グレン”ことワトキンスグレンを舞台に争われる。

初代TCRオーストラリア王者ウィル・ブラウン擁するHMO Customer Racingは、アクシデント続きの厳しい展開に
続く”ARG eSports Cup”の第3戦は、NASCARやインディも開催されるアメリカ西部を代表するワトキンスグレンで争われる

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