しかしセカンドロウ3番手発進のコンテが背後から仕掛け、2コーナーですぐさま首位奪取に成功。その後方では4番手だったミケル・アズコナ(セアト・クプラTCR/PCR sport)が同じラインで続き2番手へ。その際、ダビドフスキーがターン4でわずかに接触して後退し、その間に11番手スタートから猛ダッシュを決めたオモラが3番手に上がってくる。

 勢いそのままに、オモラは2周目に入って2018年TCRヨーロッパ王者のアズコナも仕留めて2番手に上がり、一方のアズコナはグリップ不足に苦しんでダビドフスキーの逆襲も受け、さらに12番手から猛烈な挽回を見せる前戦勝者ナジーにもかわされ、じりじりとポジションを下げる苦しい展開となる。

 10周レースの終盤はプジョーのテールに張り付いたヒュンダイが接近戦を繰り広げ、3周にわたってコンマ1秒以内の勝負を繰り広げると、勝負に出た2番手オモラが最終コーナーでコントロールを失い、コンテのプジョーに追突。

 これで一時的にオモラが首位に躍り出たものの、残り2周でスリップストリームの恩恵を手にしたコンテのプジョーがシケイン突入で首位を奪還。オモラも先ほどの失敗を取り戻すべく負けじと最終コーナーで仕掛けるも、インサイドラインを守ったコンテのプジョーがドアを閉め勝負あり。4戦目にして『TCR Europe SIM Racing』初勝利を手にしている。

 全7戦のカレンダーで4戦までを終えた『TCR Europe SIM Racing』シリーズは、ふたたび2週間後の6月24日(水)に第5戦を実施。続いての舞台はベルギーのゾルダーが予定されている。

R2はアンドレイ・ストゥデニック(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR/Brutal Fish Racing)とビクトル・ダビドフスキー(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR/PSS Racing)が並んでのスタートに
首位攻防を制したオーレリアン・コンテ(プジョー308TCR/DG Sport Compétition)がシリーズ初優勝を飾っている

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