佐藤万璃音PRESS RELEASE
2020年9月4日

不運なリタイアに泣いたベルギー、スパ・フランコルシャン戦。佐藤万璃音は前を見据える。

 昨年、ヨーロッパのミドルフォーミュラで日本人として17年ぶりにチャンピオンに輝いた佐藤万璃音(横浜市出身・モナコ在住・21歳)は、本年度、F1世界選手権のサポートレースとして開催されるFIA-F2選手権にイタリアのトライデント・レーシングからフル参戦。F1ドライバーへと続くモータースポーツの最後の難関へと足を踏み出しました。

 2020年FIA-F2第7ラウンドは、ベルギー、スパ・フランコルシャンサーキットで8月28日.30日に開催されました。昨年、このレースでFIA-F2にスポット参戦でデビューを果たした佐藤万璃音にとって、いろいろな意味で思い出深いサーキットです。

 オー・ルージュという度胸試しの高速コーナーが有名な伝統あるサーキットですが、例年、スパ・ウェザーと呼ばれるほど雨に悩まされ、不安定な天候に翻弄されるサーキットでもあります。
金曜日のフリー走行で走り出しから好タイムを連発した佐藤万璃音は、最終的に1分59秒095と、首位に0.8秒遅れの11番手でセッションを終えました。

 午後の予選では、セッション開始早々に1分58秒959でトップタイムをマークしましたが、その直後に1台のマシンが出火し、セッションは赤旗中断。消火活動を終え、マシン回収が終わり、セッション再開するも再び赤旗が出され、残り20分で再スタート。各車続々とタイムアタックに入り、チェッカーフラッグが振られた段階で佐藤万璃音はタイムアップすることなく16番手となりました。

 土曜日午後のフィーチャーレース(決勝レース1)は、規定周回数25周で、タイヤ交換を行なう1回のピットストップが義務づけられています。気温16.7℃、路面温度24.4℃というコンディションの中、曇り空ではありますが、ドライ路面での決勝を迎えました。スタートでポジションを落とした佐藤万璃音は、気を取り直してレースを続けましたが、なかなか思うようにペースが上がらず、最終的には15位完走にとどまりました。

 8月30日、日曜日に開催されたスプリントレース(決勝レース2)は、規定周回数18周、ピットインの義務はありません。気温13℃、路面温度18.7℃と、レース1同様ドライコンディションの中、決勝レース2はスタートしました。

 佐藤万璃音は14番手からのスタート。スタート直後の混乱とアクシデントによって、いきなりセーフティカーが導入される荒れたレースとなりました。4周目にレースは再開されましたが、再開直後にアクシデントが発生し、再びセーフティカーが導入されます。7周目に再スタートが切られ、激しいレースが繰り広げられました。佐藤万璃音は着実にポジションを上げながらトップグループと同等のラップタイムで周回を重ねていましたが、15周目の最終コーナーで後続車に追突され、スピン、リタイア。茫然とした姿で追突されたマシンの損傷を確認し、ヘルメットを脱ぎました。

■佐藤万璃音のコメント
「フリー走行の走り出しからフィーリングは良く、ラップタイムも悪くないものでした。しかし予選ではリヤの安定性に悩まされ、タイムが伸び悩みました。 レース1ではスタート後にポジションを落としたあと、オプションでのペースに苦戦しました。プライムでのペースは悪くなかったものの、VSCが入った影響でストラテジー的にも終わってみれば当たりではありませんでした。レース2は1周目からフィーリングが良く、常に中団グループでレースを進めていましたが、残り3周でブレーキをロックさせた後ろの車に追突されて、レースを終えることになりました。結果的には残念としか言いようがありませんが、レースの進め方も、レースペースも進歩が見られたので、次のモンツァもまた頑張ります」

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