8月末のFIA-F2第7戦ベルギーのレース1で優勝を遂げた時点では、角田裕毅(カーリン)は選手権3位まで上がっていた。F1のスーパーライセンス取得に必要な選手権4位以内どころか、F2初年度でのタイトル獲得さえ射程距離に捉える勢いだった。
それがわずか1カ月もしないうちに、選手権6位に後退。シーズンも残り3大会6レースを残すのみだが、毎戦勝者が入れ替わる混戦状態はこれまでと変わらないだろう。角田にとっては、1レースも落とせない厳しい戦いが最後まで続く。そんな角田に、今必要なものは何なのか。ホンダの山本雅史マネージングディレクターが語ってくれた。