2020年FIA-F2第8戦モンツァ、第9戦ムジェロのイタリア2連戦での角田裕毅(カーリン)は、初戦レース1こそ4位入賞を果たしたが、残り3戦はエンジントラブルやセーフティカー導入タイミングの不運、さらに不条理なペナルティ、そこに自らのミスも重なって、ノーポイントに終わった。

 前車に追突して上位入賞のチャンスをふいにしたムジェロのレース2直後に話を聞いた際の角田は、選手権で4位から6位に後退したこともあって、「一時は気持ちが折れそうでした」と、さすがに気落ちした様子だった。

 一方ホンダの山本雅史マネージングディレクターはこの2大会については、「速さが結果に結びつかない。不運な部分が大きかった」と総括する。しかし一方で、「F2の戦いを勝ち抜くには、F1に行きたいという気持ちを誰よりも強く持つこと」とも語っていた。

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