しかし、この状況でも8位まででフィニッシュすればタイトルが転がり込む計算のロッシは、チームメイトに礼儀を返すべくオープニングラップですぐさまポジションを戻すと、背後にいた2017、2018年連覇のファクンド・アルドゥソ(ルノー・フルーエンスGT/Renault Sport Castrol Team)と、TGRの僚友である元F1ドライバー、ルーベンス・バリチェロ(トヨタ・カローラSTC2000/TOYOTA GAZOO Racing YPF INFINIA)を巧みに抑え込んでいく。

 レース中盤を過ぎても首位3台の攻防に動きはなく、代わりに中段からディフェンディングチャンピオンのリオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT/ルノー・スポーツ・カストロール・チーム)が浮上し、まずはバリチェロから5番手を奪取。続いて18周目にはルノーの僚友アルドゥソもパスして、トヨタ勢の背後にまで上がってくる。

 しかしここからレース終盤に向けて大きな動きはなく、首位カナピノは約1.8秒のマージンを維持したままフィニッシュラインへ。2位サンテロ、3位ロッシとTGR勢が続き、このリザルトをもってロッシがチャンピオンを獲得する結末に。

 現在36歳のロッシは、シリーズが分裂する以前の2006年、2007年、そして2011年に続き、スーパーTC時代となった2013年以来の自身通算5度目のタイトルを手にする一方、レース勝者のカナピノは17点差で及ばず。サンテロはランキング3位まで浮上してシーズンを締めくくっている。

 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で幾度ものスケジュール変更を強いられた2020-21年シーズンのSTC2000シリーズ。続く2021年度はまだ開催地が未定の状態ではあるものの、早くも3月13~14日の日程で開幕のときを迎える。

レース中盤にはディフェンディングチャンピオンのリオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT/Renault Sport Castrol Team)が4番手まで浮上する
今季最終戦をトップ6で締めくくったルーベンス・バリチェロ(トヨタ・カローラSTC2000/TOYOTA GAZOO Racing YPF INFINIA)も、僚友ロッシの戴冠を祝福

本日のレースクイーン

松田蘭まつだらん
2026年 / スーパーGT
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