■メルセデスとフォルクスワーゲン、異なるエンジン特性を把握したF3テスト

 12月上旬、スペインとポルトガルのFIA-F3テストに参加した17歳の高校生ドライバー、佐藤万璃音(さとうまりの)にポルトガル・エストリルのサーキットで会った。開口一番は彼のメッセージ。

「まず、FIA-F4イタリアというジュニア・フォーミュラに参戦する僕に興味を持っていただいたファンの皆さんと、成長途上の僕の記事を10回にわたり掲載していただいたオートスポーツWEBさんに感謝しています。この最終回がファンの皆さんの目に触れるのは2017年になると思いますので、“新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます”と書き添えてください(汗)」

 17歳らしくない紋切り型の挨拶から始まった万璃音との再会。「調子はどう?」という無難な質問をぶつけたところ、17歳の高校生は以下のように返してきた。

「もう、バッチリです。10月末にFIA-F4イタリアの最終戦を終えたあとに一時帰国して、11月末には横浜アリーナで(女性アーティストであるLiSA主催のコンサート)“LiVE is Smile Always~NEVER ENDiNG GLORY~”を観ました! ほぼ目の前にLiSAさんが居たので、マジ感動しました! ペンライトを振りすぎて、次の日には腕が上がらなくなりました!」

 うーん、それは良かった。でも、モトパークとミュッケから参加したバルセロナ、モトパークから参加したヘレス、ここまでのFIA-F3テストはどうだったかなーと……。

「なるほど……(汗) F3マシンに乗ったのは、15年10月にオーストリアのレッドブル・リンクで実施されたテスト以来です。そのときのチームはフォルクスワーゲン・エンジンを積むモトパーク。今回の短期集中テストでもまずはモトパークで乗り、続いてメルセデス・エンジンを積むミュッケで乗りました」

 エンジンの違いは感じたのだろうか?

「フォルクスワーゲンは上の回転数で伸びを感じ、メルセデスは下の回転数で力強さを感じました。いずれも甲乙つけがたく、どちらが勝っているかはサーキットの特性に拠ると思います」

17歳と思えない落ち着いた物腰で応対する万璃音
17歳と思えない落ち着いた物腰で応対する万璃音

ポルトガル・エストリルのサーキットを初めて走行
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