一方、98周目に右リヤをウォールにヒットし、トーリンクを破損してレースを失っていた王者ラーソンは、ここでプレーオフから脱落し、正式にタイトル防衛の機会を失う結果となった。

「今日だけでなく、僕は1年を通じてあまりに多くのミスを犯したということさ。そこにもうひとつのミスが追加され、最終的に連覇を狙う機会を失った。自分自身に非常に腹が立つよ。今年は何度もチームを失望させたが、今日も彼らを大いに失望させてしまったんだからね……」と、自身を責めるラーソン。

 同じくトラブルに見舞われたスアレスに加え、最後のリスタートではシケインの攻防でスピンを喫したオースティン・シンドリック(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)も敗退が決定。一方、そのファイナル・スプリントを20番手圏外から再開したチェイス・ブリスコ(スチュワート・ハース・レーシング/フォード・マスタング)は、ライバルの脱落にも助けられ9位でフィニッシュし、こちらも滑り込みで最後の進出権を手にした。

「そりゃあ、もう……。なんてワイルドな日だ。最後にはすべてが必要だったし、それを確保した瞬間に、今度はデブリだ。それでも僕らは最後に良いショットを持っていたし、こういうレースでは最後の最後で物事がどれだけ急速に変化するかがいつだって気掛かりだ。2号車(シンドリック)のスピンを見て『まだ可能性はある』と思ったよ。僕らも周囲よりフレッシュなタイヤを履いていたからね」と胸を撫で下ろすブリスコ。

 これでベルとブリスコに加え、エリオット、ロガーノ、ハムリン、チャステイン、そしてライアン・ブレイニー(Stewart-Haas Racing/フォード・マスタング)とウイリアム・バイロン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)のラウンド・オブ8進出が確定。10月16日よりラスベガス、ホームステッド、マーティンスヴィルの3戦で雌雄を決し、最後の4名がフェニックスでの最終戦『チャンピオンシップ・レース』に臨む。

 一方、マルコ・アンドレッティ(ビッグ・マシン・レーシング/シボレー・カマロ)のデビューで話題を集めた併催NASCARエクスフィニティ・シリーズの第29戦は、カップ同様延長リスタートでタイ・ギブス(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタGRスープラ)から首位を奪い取った40歳のA.J.が、前戦に続く連勝劇で今季5勝目を獲得。わずか27周でアクシデントに巻き込まれたマルコも「ショートオーバルなんかは本当に楽しそうだ。また絶対に帰ってきたい」と、NASCAR再挑戦の希望を語っている。

「僕らはサイコロを振ってギャンブルをし、それが報われたんだ!」と、勝者クリストファー・ベル(Joe Gibbs Racing/トヨタ・カムリ)
併催NASCAR Xfinity Seriesの第29戦は、最終周でタイ・ギブス(Joe Gibbs Racing/トヨタ・GRスープラ)を逆転した40歳のA.J.が連勝を決めた
NASCAR初挑戦のマルコ・アンドレッティ(Big Machine Racing/シボレー・カマロ)は「スポッターの死角での事故に巻き込まれ」27周リタイヤに

本日のレースクイーン

弓川いち華ゆみかわいちか
2026年 / スーパーGT
Pacific Fairies
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで