「予定している2日間のテストがウエットでないこと、忙しくなりすぎないことを願っている。コストを抑えるために、僕らの専有ではなく通常のトラックデイ(走行会)のスケジュールを利用するからね」

 このテストがウエットになり、トラブル多発で時間を取られた場合、ブランズハッチへの希望を捨てなければならないと語るチルトン。開幕戦のリザルトはあまり高く目標設定すべきでない、と慎重な姿勢をみせる。

「もしスペインで2週間のプライベートテストができるなら、トップ6に入る自信はある。しかし、トラックデイの2日間のみで初戦に挑むことになるからトップ15が現実的な目標だろう」

「その状態で、世界でも最高峰のツーリングカー・ドライバーたちを相手に、まったくの新車で戦わなくてはならないわけだからね」

 また、09年当時とは違い共通サブフレームを軸とするNGTC規定を採用するBTCCでは、「昔のように大きなアドバンテージを得るのは難しい」とも分析する。

エンジンはオーガナイザーのTOCAが用意するスウィンドン製共通エンジンを搭載
エンジンはオーガナイザーのTOCAが用意するスウィンドン製共通エンジンを搭載

「かつてのトリプルエイトでは、エンジニアがつねに新パーツを設計していたし、僕らも数多くのテストをこなしていた。そのコストはすべてホクスホールが負担してね」と回想するチルトン。

「でも、現行のNGTC規定では誰もが同じサブフレームと、それに伴って同じサスペンションを使用しなければならないルールだ。エンジンまで共通部品の用意がある」

今季も30台以上のマシンがグリッドに並ぶ予定のBTCC
今季も30台以上のマシンがグリッドに並ぶ予定のBTCC

「本当にわずかな部分でしか差異が生まれないから、例えばスバル(・レヴォーグ)のようにボクサーエンジンのデフを(FR化して)取り払い、ブロックを低重心かつ車体中央に寄せる、といった離れ業が必要なんだ」

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