「去年の秋にここでレースをしたとき、決勝に進むことができただけでもうれしかったが、今日はリアに『今回は決勝に出られただけで満足しない。俺はこれ(優勝トロフィー)が欲しい』と言っていたんだ」と、満足げな表情でパートナー兼チームメイトとの会話を明かしたスチュワート。
「4ワイドのレースを存分に楽しんださ。正直なところ、最初の数ラウンドはヒートレースのように感じたし、それがショートトラックの感覚をもたらしているようにも思えた。好き嫌いは別として、いずれにせよクールな取り引きだった」と続けたスチュワート。
「この勝利が(最高峰の)プロシリーズ・クラスでの勝利じゃないことはわかっているが、本当に誇りに思っている。フィールドはこの週末を通じてずっとタイトで、昨年の秋もタイトだったからね。俺たちはレーサーであり、つねに勝ちたいと思っている。負けるのが好きなヤツなんていないさ」
同じく2023年シーズン開幕から4戦3勝の圧倒的なスタートを切り、通算46回目の勝利を手にしたヘイガンは、代表であるスチュワートとウイニング・サークルで喜びを共有する、思い出に残る得難い瞬間を過ごした。
「僕もその輪に飛び込んで『トニーが勝った!! この男にプレッシャーなんて無縁だ』って感じだったね。トニーもみんなの歓声を浴びながら、もみくちゃになって僕のところに来て『俺も勝った、お前も勝った、さあ次だ』ってね。この勝利の輪をトニー・スチュワートと共有できたことは素晴らしいことだし、僕のキャリアの大きなハイライトになった」とヘイガン。
同じフォーワイドの週末は、王者ブリタニー・フォース(モンスターエナジー・ドラッグスター)らを撃破したアントロン・ブラウン(マトコツールズ・トヨタ・ドラッグスター)がトップフューエル・ドラッグスター部門で今季初勝利を収め、主要部門のひとつであるプロストックでは、ダラス・グレン(RADトルクシステムズ・シボレー・カマロ)が連勝を飾っている。

