開幕を目前に控えたインディカー・シリーズの最後の合同テストが、フロリダ州のセブリングで二日間行われた。ほぼ全チームのマシンが揃い20台が参加した。
今年からアンドレッティ・オートスポートに移籍した佐藤琢磨も2日目に登場。前回のフェニックスはオーバルのテストだったが、今回はロードコース/市街地仕様のマシンを初めてドライブすることになった。
前日にセブリング入りし、テストの様子をコースサイドで視察していた琢磨は、ホンダにチェンジしたチップ・ガナッシやチーム・ペンスキーのマシンの安定ぶりを指摘していた。
「さすがはガナッシですね。ホンダに変わったばかりなのにきっちりと合わしてきている。ディクソンは速いですね。それにペンスキーのマシンはどれも安定していてスムーズだった」と、ライバルを見た感想を語っていた。
テスト2日目はアンドレッティの4台とルーキーをテストしたシュミット・モータースポーツの2チーム6台だけの参加となった。
琢磨は26号車に乗り込みコースイン。マシンの感触を確かめるように周回を始めた。