オーストラリア大陸では2016年からこの強豪チームに移籍し、通算67勝と3回のチャンピオンシップ獲得の金字塔を打ち立てたSVGは、WRC世界ラリー選手権のWRC2クラス表彰台や、コロナ禍で実施されたWorldRX世界ラリークロス選手権のeSportシリーズでも存在感を発揮。バサースト12時間を中心としたGT3でも『勝てるドライバー』であることを示し、これまで多彩なカテゴリーで才能を発揮してきた。

 2024年スケジュールの正確な詳細は追って発表予定としたものの、来季は北米でロス・チャスティンやダニエル・スアレスの僚友を務めるSVGは「この発表は僕にとって非常に多くの意味を持つ」と、改めてその意気込みを語った。

「僕自身、ここオーストラリアで達成したことを誇りに思っているが、自分のキャリアにおける新たな章と、それがもたらす機会に興奮している」と続けたヴァン・ギズバーゲン。

「これまで僕のキャリアに貢献してくれたすべての人々……とくにトリプルエイト・レースエンジニアリングにとても感謝している。いくつかのハイライトを共有して、今季を終えることを楽しみにしているよ」と、今週末に迫ったRSC第9戦『ペンライトオイル・サンダウン500』を念頭に続けたSVG。

「そして新たな挑戦のときが来た。NASCARへの冒険は僕のキャリアの中で最大の挑戦となるし、そのことを本当に楽しみにしている。僕にチャンスを与え、この機会を生み出してくれたジャスティン・マークス(トラックハウス・レーシング代表)とチームの皆に感謝したい。アメリカに到着してシーズンが始まる現実に興奮しているよ」

 そのトリプルエイトとの早期契約解除を受け、当時よりスタードライバーとの契約に「一生懸命取り組んでいる」と明かしていたマークス代表は「これはシェーンにとって非常に大きな挑戦となるだろうが、我々全員が見てきたように、彼は素晴らしいドライバーだ」と契約成立の喜びを語った。

「来季は彼をオーバルのトラックレース、スーパースピードウェイ、1.5マイルトラックなど、これまでキャリアで経験したことのないものすべてに順応させることになるだろう。明らかに学習プロセスになるだろうが、シェーンは非常に良いパフォーマンスを発揮すると信じている」

RSCでともに戦った所属先のTriple Eight Race Engineeringと、2023年限りでの「早期契約解除」で合意していた
「NASCARへの冒険は僕のキャリアの中で最大の挑戦となるし、そのことを本当に楽しみにしている」とSVG

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