フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、フェルナンド・アロンソが中国GPとモナコGPでミスを犯したことを気にしていないと述べた。アロンソは、モナコGPフリープラクティスでクラッシュし、優勝のチャンスを棒に振った。
アロンソは、中国では3番グリッドからトップに立ったものの、フライングとしてペナルティを受けて後退、モナコではプラクティスの好調さからポールポジションおよび優勝の有力候補と見られていたものの、土曜プラクティスでマシンを大破、予選を欠席し、決勝ではピットからスタートをする羽目になった。しかしアロンソは両レースともポイントを獲得し、ランキングをリードするレッドブルのマーク・ウエーバーとセバスチャン・ベッテルと3ポイント差に位置している。
「ミスはモナコの一件だけだと考えている。あの時彼は楽観的に攻めすぎた」とディ・モンテゼモロはラ・ガゼッタ・デロ・スポルトに対して語っている。
「彼はポールを狙っており、限界を試そうとして、ミスをしてしまった。中国のジャンプスタートは緊張によるものだ。しかし彼はチームスピリットを持っており、誠実で、チームに対して強い愛情を抱いている。そしてレースでは最高のファイターだ。我々はタイトル争いにおいていい状況にある。勝負は終わっていない」