F3マカオGP レポート

TOM'Sのマーカス・エリクソンが4位フィニッシュ
マカオ初挑戦のTDPドライバー 井口卓人が6位、国本雄資は9位

 11月19日(木)からの4日間に渡り、中国特別区マカオの市街地コース、ギア・サーキットにて伝統の第56回マカオGPが開催された。
 F3の世界一決定戦とも言えるこのレースには、各国、各地域で行われているF3選手権などを戦う強豪が集まり、F3世界最速の座を争う。
 市街地特設のギア・サーキットは、長いストレートとタイトなコーナーが組み合わされ、セッティングが難しく、アクシデントも多発する難コース。過去には名だたるF1ドライバーが活躍してきたことでも知られる。昨年の同大会では、初出場ながらTDPドライバーである国本京佑がTOM'Sチームで初優勝を果たしている。
 今年は全日本F3勢では、チャンピオンを獲得したマーカス・エリクソンと惜しくもランキング2位となったTDPドライバー井口卓人がTOM'Sから、ランキング3位のTDPドライバー国本雄資がナウ・モータースポーツから参戦。また、嵯峨宏紀が昨年に引き続きル・ボーセから出場した。

 初日の19日(木)はフリープラクティス1回目と予選1回目が行われ、エリクソンがトップタイムをマーク。レーシングカーでは同コース初走行となる井口は徐々にペースを上げ17番手。嵯峨が 20番手。昨年下位カテゴリーでの参戦経験を持つ国本雄資は23番手につけた。
 大会2日目となる20日(金)は、午前のプラクティスを経て、予定より15分遅れで予選2回目が開始。激しいタイムアタック合戦が繰り広げられ、黄旗、赤旗が頻出するセッションとなった。
 この荒れたセッションで、終盤渾身のアタックを見せたエリクソンがトップタイムをマーク。更なるタイムアップを狙ったエリクソンは、壁にヒットし、リアウィングにダメージを負うが、その直後に他車のクラッシュにより赤旗が出され、セッションはそのまま終了。エリクソンがポールポジションを獲得した。昨年のカルロ・ヴァン・ダムに続き、TOM'Sが2年連続のポールポジション獲得となった。
 井口は低速車両に阻まれながらも11番手。国本雄資は最後のアタックでミス。その後は黄旗と赤旗によりアタックできず16番手。嵯峨が23番手となった。

 21日(土)に決勝レースのグリッドを決定する予選レース(10周)が行われた。ポールポジションのエリクソンは、スタートで一旦ジャン・カール・ヴェルネイ(シグネチャー)の先行を許すが、リスボアコーナーでトップの座を奪還。
 その直後に後方でクラッシュが発生し、セーフティカーが導入。4周目に切られた再スタートではトップを守ったエリクソンだったが、再びリスボアでヴェルネイが先行。2位に後退したエリクソンは、後方のエドワルド・モルタラ(シグネチャー)とのバトルを展開することとなった。
 8周目にモルタラが前に出たが、黄旗区間だったため、エリクソンは2位をキープ。他車のクラッシュにより2度目のセーフティカーが導入され、チェッカー目前の最終コーナー出口からの僅かな区間でグリーンフラッグとなったが、順位は変わらず、そのままレースは終了。エリクソンは決勝レースで最前列2位グリッドを確保した。
 11番手から予選レースを開始した井口は、スタートは上手く決めたが、直後にかわされ、11位のまま序盤戦へ。4周目に9位、5周目には8位とポジションを上げていき、決勝レースでの8番手グリッドを確保。
 国本は、16番手スタートからやや出遅れながらもポジションを奪い返し、1周目に14位まで浮上。4周目に12位まで順位を上げ、そのままフィニッシュ。決勝は12番手グリッドとなった。

 22日(日)の決勝レース(15周)は定刻通り午後3時半にスタート。最前列2番手のエリクソンはまたもスタートで出遅れ、4位に後退。レースは1周目の山側セクションでクラッシュが発生し、そこに後続が突っ込んでいきなりの赤旗中断となってしまった。
 このクラッシュで8台が戦線離脱。午後3時56分にセーフティカー先導で再スタートとなった。エリクソンは4位、クラッシュを切り抜けた井口は7位、国本は10位で再スタート。
 後方からサム・バード(ART)の追撃を受けたエリクソンは、ひとつポジションを落としたが、最終ラップにスピンした前走車をパス。4位でチェッカーを受けた。
 井口はポジションを守って走行。最終ラップにスピン車両が発生したことでひとつ順位を上げ、初のマカオGP挑戦を6位で終えることとなった。
 国本は再スタート直後から10位争いを展開。リスボアコーナーでこのバトルを制すると、中盤以降は自己ベストタイムを更新しながらポジションをキープ。最終ラップに9位に浮上し、チェッカーを受け、トップ10入りを果たした。嵯峨は14位でレースを終えた。

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