ミシュランが推奨する「リグルーブ」がグリーン購入法に適合
摩耗が進んだタイヤに再び溝を刻む技術「リグルーブ」
03.17.2010
日本ミシュランタイヤ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ベルナール・デルマス)は、日本で唯一同社がトラック・バス用タイヤ向けに推奨している技術「リグルーブ」が、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(グリーン購入法)の特定調達品目として認証されたことをお知らせします。
グリーン購入法は、国等の公的機関が率先して環境物品等(環境負荷低減に資する製品・サービス)の調達を推進するとともに、環境物品等に関する適切な情報提供を促進することにより、需要の転換を図り,持続的発展が可能な社会の構築を推進することを目指し、2000年に制定、2001年より施行されています。同法に定められる特定調達品目とその判断の基準等は、環境負荷低減に資する物品等への需要の転換をさらに推進するため、毎年度、見直しを行っています。2010年2月5日に閣議決定された変更で、特定調達品目「自動車専用タイヤ更正」の対象範囲に「リグルーブ」が追加されました。
今回適合しました「リグルーブ」とは、摩耗が進んだタイヤに再び溝を刻む技術であり、施工することで、タイヤの走行寿命を最大25%延ばすことが可能になります。ミシュランが販売するトラック・バス用タイヤは、4t車以上の車輌用は、「リグルーブ」可能です※。ミシュランはタイヤの寿命が「新品タイヤを装着して溝が減るまで」とは考えていません。新品タイヤが摩耗したあとも、リグルーブ、リトレッド(摩耗した接地面ゴムを張り替えてケーシングを再利用)を施す事で、廃棄されるタイヤの数を減らし、環境への負荷を少なくすることができると考えています。そしてこのことにより、お客様のタイヤに関わる経費も大きく低減できると考えています。日本ミシュランは、施工が可能な拠点を拡充することなどにより、ますます幅広い需要層へ「リグルーブ」を訴求しています。
また、「リグルーブ」を含めたトラック・バス用タイヤにおける「ミシュランの3R」の推進は、環境省に日本ミシュランタイヤがエコ・ファースト企業として認定された際の約束の1つとなっています。
※7.50R16のMICHELIN XJS MAXI+を除く
【参考資料】
リグルーブについて
ミシュランの「リグルーブ」は、低いコストでタイヤの走行寿命を効果的に延ばすことができる技術として、欧州で半世紀以上、日本でもすでに30年以上の実績があります。
■リグルーブの概要
サイドウォールに「REGROOVABLE」のマーキングがあれば「リグルーブ」可能です。
■リグルーブの安全性
ミシュランは「リグルーブ」を実施することを前提にタイヤの諸性能に影響を与えることなく、アンダートレッド部に十分な厚みを持たせるよう設計しています。ミシュランリグルーブガイドに従って実施された「リグルーブ」は、タイヤの安全性、耐久性に影響を及ぼしません。「リグルーブ」はタイヤが本来持っているグリップ性能を維持するため、トレッドの残溝が2~4ミリになった時に実施します。結果的に再び新品タイヤの1/3以上の溝深さが得られ、またトレッドブロックのエッジ部分もシャープにすることが可能になります。周方向の溝が新たに刻まれることで排水性が向上します。またいくつかのパターンには横方向に刻まれた溝により、タイヤの制駆動性能を向上させます。
■リグルーブによる環境負荷低減
「リグルーブ」の実施でタイヤの走行寿命が最大25%伸び、省資源化が可能になります。結果的に廃棄されるタイヤの数を減らし、環境への負荷を少なくできます。
また、摩耗が進んだタイヤは、トレッドの変形が少なくなることから発熱が抑制され、転がり抵抗が低減することで燃料消費率を改善します。「リグルーブ」は、この省燃費効果を発揮できる期間を長くする効果もあります。
