A1GPでチーム・アイルランドを率い、現在ランキング2位に位置しているアダム・キャロルに、新チームでの来季F1参戦とのウワサが浮上している。
「来年に向けて自分の選択肢を検討しているところだ」とキャロルは、アイリッシュ・インディペンデント紙に対して語った。キャロルは2005年にはBARホンダでテストドライバーを務めていた。
「今季はいいシーズンだったけれど、他の可能性も探っていく。F1にも選択肢はあるかもしれない。特に(来年は)新しいチームが参戦しそうだからね」
彼が言う“新しいチーム”の候補のひとつはローラだ。ローラのオーナー、マーティン・ビレーンは、彼と同郷のアイルランド人で、来季F1参入に関心を示している。キャロルはさらに、ノースカロライナをベースとするUS GPEで起用される可能性もささやかれている。
一方キャロルは、インディカーシリーズのアンドレッティ・グリーン・レーシングの共同オーナー、マイケル・アンドレッティの関心も引いているようだ。彼の息子マルコは、現在A1GPに出場している。
「すごく楽しくおしゃべりしたよ」とキャロルはアイリッシュ・デイリー・ミラーにコメントしている。
「マイケル・アンドレッティと話をした。彼らは(インディカーに)参戦しているが、(A1GPで)僕らはマルコと争っている」
「僕らの方が勝っていて、毎戦上にいるが、彼らの方はトップ10に入るのも苦労している。だから彼らは僕のことを高く評価してくれている。自分にポテンシャルがあることは分かっている。僕はただチャンスをつかみさえすればいいんだ」