フェルナンド・アロンソは、ヨーロッパGPの直後、ペナルティの出し方が適切でないとしてスチュワードを非難したが、翌日冷静さを取り戻し、非難を撤回した。また、FIAがヨーロッパGPで起きた問題について話し合いを行うことを歓迎している。

 ヨーロッパGPでルイス・ハミルトンはセーフティカーをオーバーテイクする規則違反を犯したものの、ペナルティが出るタイミングが遅かったために、ハミルトンは十分なギャップを稼ぎ、ドライブスルーペナルティを受けても順位を落とさずに済んだ。一方、アロンソとフェラーリの僚友フェリペ・マッサは、レギュレーションどおりセーフティカーの後ろを低速走行し、大きくタイムを失い、順位を落とした。アロンソはレース後、これに関して怒りを表し、ペナルティをなかなか発表しなかったスチュワードを批判した。
 しかし29日、アロンソはフェラーリの公式サイト上で、改めてコメントを発表した。

「日曜の夜には、起きたことすべてに対して怒りを覚えていた。でも今はその怒りが、再び戦おうというポジティブなエネルギーに変わった。昨日の朝にはすでに気持ちは次のシルバーストン戦に向いていた。そこで僕らは溜め込んだエネルギーをマシンに注ぎこみ、いろいろな理由でバレンシアでは取りこぼしたものの埋め合わせをするつもりだ。シルバーストンは僕らのマシンの性格に合ったサーキットではないことは理論上は分かってはいるけれどね」
「セーフティカーが出動するタイミングは特に不運だった。あと数秒かそこらの違いで僕らのレースは全く異なるものになっていただろう。でも一晩明け、僕はレース直後よりもずっと冷静になった。あの時は感情的になっていた。ああいう状況の中では、誤って解釈されかねない発言や口調が引用やすく、疑惑を生みやすい。僕が意図していないにもかかわらずだ」

「もちろん、僕はスチュワードが難しい仕事をしており、難しい決断をしなければならないことを理解している。僕が言いたかったのは、僕らのようにレギュレーションを尊重したドライバーたちがこういった状況の中で運悪くダメージを被り、レギュレーションを破ったドライバーたちはペナルティを受けはしても僕らほどのダメージを負わずに済んだということを言いたかった。特にドライバーの誰とは言わないが、一般的な問題として、僕らはこの問題について冷静に話し合う必要があると思う。こういうことが二度と起こらないようにね。FIAが適切な行動をとったと聞いて喜んでいる。彼らはスポーティング・ワーキンググループの臨時会合を召集するそうだ。議論の対象となる問題はすべて総合的にクリアになるはずだと信じ、確信している」

 ヨーロッパGPではセーフティカーの規則に関してさまざまな問題が生じたため、FIAは次戦イギリスGPの前にスポーティング・ワーキンググループの臨時会合を行うことを決めたといわれている。

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