2度のF1世界チャンピオン経験者、フェルナンド・アロンソが、2009年シーズンの戦いの中で依然としてモチベーションは高いと述べながらも、中団でのレースを強いられることに嫌気が差しつつあることも認めた。
ルノーのアロンソは、第6戦終了時点で計11ポイント、最高位5位で、ドライバーズランキング7位に沈んでいる。彼の乗るR29は、開幕戦以来あまり進歩を見せておらず、かつて2度制したことのあるモナコでも、7位フィニッシュが精いっぱいだった。
「ハードなレースで、序盤からとても難しい状況だった」とレース後にアロンソはコメントしている。
「でもマシンのフィーリングはよく、周回を重ねるうちにどんどんよくなっていった。僕らはいい戦略を用意していたが、ここモナコではグリッドが重要だから、9番グリッドからふたつ順位を上げて2ポイント獲ったというのは、満足いく結果だ。僕もチームもモチベーションは依然としてとても高い。今後のレースに新しいものをたくさん導入する予定だから、シーズン後半は向上するはずだと自信を持っている」
「僕らはトルコに新しいパーツを持ち込む予定だ」とアロンソは、スペインのメディアに対して語っている。
「でも何かが大きく変わることはないと思う。バルセロナでもそうだった。皆自信を持って保証していたけれど、すべてが前と同じだった。僕もチームも、依然としてモチベーションは非常に高い。でも、僕は後方で走り続けるのがイヤになっているよ」
アロンソは、イタリアの大手新聞での投票で、ティフォシから来年フェラーリに乗ってほしいドライバーの一位に選ばれたことを喜んでいたという。