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スーパーGTニュース

投稿日: 2011.06.29 00:00
更新日: 2018.02.16 03:17

イカ娘フェラーリ、チーム初の3位で表彰台を侵略


「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」
チーム初となる3位! 表彰台を侵略!

 2011年SUPER GTシリーズに参戦する「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」は、6月18日~19日にマレーシア、セパン・サーキットにおいて開催された第3戦で、予選3位からスタートし順位を守って3位でゴール。チーム初の表彰台を獲得した。

 シリーズ唯一の海外ラウンドであるセパン戦は、赤道直下のマレーシア、クアラルンプール国際空港隣のセパンにおいて開催。ここセパンはF1マレーシアGPやMoto GPも行われるなど東南アジア最高の施設を持った国際サーキット。グランドスタンドを2本のストレートで挟みそこを高速コーナーやテクニカルなコーナーでつないだレイアウトであり、ドライバーには運転が楽しいと評判のコースだ。ただし赤道直下のために、気温は30℃を、路面温度は40℃を超えるのが当たり前であり、車両やタイヤにはもちろん、ドライバーにも厳しいレースとなる。

 18日朝に行われた公式練習では8位とまずまずの走りだしを見せ、午後に行われた予選1回目の混走枠では4位につけた。また直後のGT300専有走行枠ではクラス3位のタイムをマークし、トップ10台で争われるスーパーラップ(SL)への進出を決めた。夕方に行われたSL、8番目にコースインした山内は序盤から攻めの走りを見せ、その時点でトップにつけた。しかしその後に出走した2台にタイムを更新され3位。表彰台を狙える好ポジションを獲得した。

 19日の決勝レースは昼間の暑さを避けた16時にスタート。しかしコース上はまだ気温34℃、路面温度43℃と立っているだけで汗が噴き出るようなコンディション。46周の決勝レースは山内がステアリングを握ってスタートが切られた。山内は1周目に2位を奪うと後続を抑えてポジションをキープ。中盤18周目の1コーナーを外側に膨らんだ際に3位にポジションを落とし、その後、前車に詰まりラップタイムが落ちるのを嫌い予定より早めに19周でピットインして山岸に交代。ピットワークで小さなミスがあり1台に先行されたが、すかさずオーバーテイクして4位に。しかし後ろの車両との差は1秒以内で緊張したバトルが続いた。その山岸の前にタイヤ無交換作戦でピットアウトした車両が3位をキープ。その車両とは20秒ほどの差があるものの、2台のラップタイムは山岸の方が2~3秒ほど早く、周回ごとにその差は縮まっていった。

 その後3位の車両のドアが開いてしまったため修復を促すオレンジボール旗が出され、36周目に相手はピットインしてドアを修復。この間に山岸は難なく3位のポジションを得て、その後後続の車輌も引き離しそのままの順位を守ってゴール! うれしいチーム初めてとなる3位表彰台を獲得もとい、侵略することとなった。


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