29日に決勝レースを迎えるIZODインディカー・シリーズ第5戦、第95回インディアナポリス500マイルレース。27日に決勝前の最後のプラクティスであるカーブデーが行われた。決勝に進出した33台が走行し、トップはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)。ポールのアレックス・タグリアーニ(サム・シュミット)が続き、昨年のインディ500ウイナーのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)が3番手に付けた。佐藤琢磨は、最下位の33番手に終わっている。
決勝レース前の最後のプラクティスとなるカーブデー。レースに向けて33人のドライバーは最後の調整を進める中、多くのドライバーが2列縦隊リスタートの練習を行った。
その中でトップタイムだったのはディクソン。60周を走行し、ひとり225mph台を記録。2008年以来2度目のインディ500勝利に向けて順調にマシンを仕上げている。
「とても寒くて、決勝で走ろうとしているラインには近づけなかったね。バンパーやエアロを調整して、ダンフォースをアジャストした。リスタートラップの練習もしたよ。リスタート時にどこでギアを上げていくかなどチェックできた」とディクソン。
2番手にはポールポジションを獲得したタグリアーニが入る。「クルマはとてもレーシーだし、とても気に入っている。我々の車は非常にコンペティティブで、ここでなら毎日上位を走ることができると思うよ」と好調さをアピール。
3番手には、ここまで不調だったフランキッティが入り連覇に向けてギアを上げてきた。ブルーノ・ジュンケイラのマシンで決勝レースに出場するライアン・ハンター-レイ(A.J.フォイト・エンタープライズ)は7番手に付けている。
佐藤琢磨は、4周のみの走行に終わり、33番手と最下位だった。