スーパーGT300クラスに今季から参戦を開始したエヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTIONが、今週末に行われるスーパーGT第1戦岡山に出場しないことが明らかになった。第2戦富士で発生したエンジントラブルのため。
今季はエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電とともに、エヴァンゲリオンレーシングの1台として第2戦富士でも大きな人気を集めていたエヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION。しかし、第2戦富士の習熟走行でエンジントラブルが発生し、ピットロードエントリーにストップ。チームはその後、予選日、決勝日とも走行することができなかった。
DIRECTION RACINGのブログによれば、トラブルが起きたエンジンの復旧に努めてきたものの、震災の影響でタイトになったスケジュールに間に合わせることができず、第1戦岡山の参戦を断念。現在エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTIONのエンジンはドイツ本国のポルシェモータースポーツで検証中だという。
チームではいつもDIRECTION RACINGを応援して下さっている方々、ならびに全国のモータースポーツファンの皆様にこのようなご報告をさせて頂くのは誠に残念であり、また応援して下さっている方々には大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」とホームページでコメントしている。
第2戦富士の習熟走行1回目では、デビューセッションながら3番手につけるなど最新型ポルシェ911 GT3Rのポテンシャルを披露していたエヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION。復帰が待たれるところだ。