カナダGPのオーガナイザーが、活発化しているデモの影響で、グランプリ前の木曜に毎年行っているピットウォークを今年は中止することを決めた。
ここ数カ月、ケベック州で、学費の値上げに反対する学生たちによるデモが活発に行われている。デモの参加者は増え続けており、警官隊と衝突し、多数の逮捕者も出ている。
一部の抗議グループが、カナダGPを自分たちの主張をアピールするために利用する可能性を示唆していることを受け、3日、カナダGPのオーガナイザーは、木曜午前中に開催予定だった「オープン・ドアズ・デイ」の中止を発表した。
主催者は、グランプリの参加者と観客の安全を確保する義務があるとし、非常に残念であるが、サーキット・ジル・ビルヌーブ、特にF1ピットレーンへのアクセスを遮断し、ピットウォークをキャンセルせざるをえないと述べ、ファンに対して謝罪した。
