今季のF1世界選手権の中で、新規参戦3チームにエンジンを供給したコスワースは、新規チームが困難な状況の中で素晴らしい仕事をしたと語り、彼らに対して“愛情”を抱いていると語っている。
コスワースエンジンを搭載する新規3チームは、これまでさまざまな批判にも合いながらも、マレーシアGPではロータスのヘイキ・コバライネンが15番手グリッドを獲得するなど、随所で光る走りもみせてきていた。
こうした前半戦を振り返り、コスワースのオペレーションリーダーであるマーク・ギャラハーは、新規チーム3チームが後半戦に輝きを増し、待望のポイントを獲得できるかもしれない、と語る。
「新規3チームは、この経済状況で時間も無い困難な状況の中で、素晴らしい仕事をしたと思うよ」とギャラハーはITVに対して語っている。
「ロータス、ヴァージン、HRTともに巨大な進歩を果たしたと思う。特に信頼性を確立したのは素晴らしいことだ。ハンガリーGPでは新チームの6台すべてが完走したしね。それは嬉しかったよ」
「我々コスワースは彼らと一緒に仕事ができることを誇りに思う。個人的な見解を言わせてもらうと、私は新チームのうちのひとつが、シーズン中に選手権ポイントを獲得すると思っているんだ。『不可能だ』という連中は確かにいる。でも、今の状況でそれは不可能じゃないと思うよ。実現すれば本当に素晴らしいことだがね」