カナダGPのマーシャルがコース作業中の事故で亡くなっていたことが明らかになった。
FIAのレポートによれば、亡くなったマーシャルは、10日に行われた決勝レースでクラッシュを喫したエステバン・グティエレス(ザウバー)のマシンを撤去する作業を手伝っていたとされている。
事故は、そのグティエレスのマシンをクレーン車で撤去している最中に起きた。この時、落ちた無線を拾おうとしたマーシャルが転んでしまい、そこで運悪くクレーン車の車輪に巻き込まれてしまった。
クレーン車を運転していたドライバーからは、マーシャルの存在が確認できていなかったいう。
重傷を負ったマーシャルは、すぐにサーキットのメディカルセンターに運ばれた後、ヘリコプターでモントリオールのサクレ-クール病院へ直ちに搬送された。
しかし、懸命の処置にも関わらず、マーシャルはこの日の夜に亡くなったことが確認されている。
F1のマーシャルが亡くなったのは、2000年以降、今回が3回目となる。