2011年のドバイ24時間レースで優勝を飾ったシューベルト・モータースポーツは、今季2台のBMW Z4 GT3を仕立て、今週末に行われるドバイ24時間レースに臨む。
BMW Z4 GT3の開発を担っているシューベルト・モータースポーツは、昨年もドバイに参戦。Z4 GT3で総合優勝を飾り、そのマシンそのものが日本に運ばれ、GSR & Studie with Team Ukyoにより初音ミク グッドスマイル BMWに。スーパーGT300クラスのチャンピオンを獲得したこともあり、シューベルトの名は日本にも広く知られるようになった。
今季、シューベルトは1号車にエースドライバーのクラウディア・ヒュルトゲン、BMWワークスのヨルグ・ミューラー、そしてエドワード・サンドシュトルムというメンバーに加え、サウジアラビアのアブドゥラジズ・トルキ・アルファイサル王子が乗り込む。アルファイサル王子は、FIA GT3でもシューベルトのステアリングを握っていた。
シューベルトのBMW Z4には2号車にもサウジアラビアの王族が乗り込むことになっており、カラーリングもサウジアラビアのグリーンを基調にしたものに。
「今季のドバイ24時間に参戦する事はすでに去年から決定しており、チーム全員が今回のドバイ行きを心から楽しみにしたんだ。去年の総合優勝は私達にも最高の思い出となり、今年もまたそのタイトルを獲得できるように頑張りたい」と語るのは、チームマネージャー兼チーフエンジニアのシュテファン・ヴェンデル。
「モータースポーツにおいて24時間レースで優勝するという事は、最大の挑戦の意味だし、それがどれだけ難しいかを物語っている。このゼッケン1のZ4 GT3で、またポディウムに立ちたい。それは必ずしも不可能ではないと思っている」
シューベルト・モータースポーツでは、今季もこのドバイをはじめ数々の24時間レースやGTレースにZ4 GT3で参戦する予定だという。