今季のスーパーGT300クラスにポルシェ997 GT3Rで参戦を予定していたチーム・アートテイストは19日、プレスリリースを発行し、今季のシリーズフル参戦を取り止めると決定したと明らかにした。
チーム・アートテイストは昨年までスーパー耐久で活躍、今季は清水康弘に加え、ポルシェファクトリードライバーのパトリック・ピレというコンビでポルシェモータースポーツの支援の下、フル参戦を予定していた。
しかし、「東日本大震災の影響で断続的に余震が続き、福島第一原子力発電所事故の収束も見えないなど、その被害・社会的影響は当社を取り巻く環境にも大きな変化をもたらしました。そのような状況下で改めて中長期的な観点から総合的に検討した結果、本年の参戦計画を見直すという今回の決定に至りました(プレスリリースより)」とフル参戦を取り止めると決定したという。
今後の活動は未定とのことで、「今回のシリーズ参戦に向けて取り組んだ活動の全てから得られた多くの事を財産とし、今後の復興と共に更に取り組むべき大きな課題に向け邁進して参りますので、関係各社様・関係者の皆様には今後とも変わらぬご指導、ご協力を頂けますよう宜しくお願い申し上げます」とリリースに記載している。