WEC世界耐久選手権に参戦しているトヨタは30日、2015年モータースポーツ活動計画を発表し、今季もWECにTS040ハイブリッドの2台体制で参戦することを発表。中嶋一貴はアンソニー・デイビッドソン/セバスチャン・ブエミのチャンピオンふたりとともに1号車に乗り込みフル参戦することになった。
昨年のWECで8戦中5勝という圧倒的な戦績を挙げ、ドライバーズ/マニュファクチャラーズのダブルタイトルを獲得したトヨタ。今季は「さらに改良」されたTS040ハイブリッドの2台体制でWECに臨むことになる。
マシンに搭載されるTHS-R(トヨタ・ハイブリッド・システム-レーシング)は昨年と同じくV8ガソリンエンジンとともにモーター/ジェネレーターユニットを前後輪に備える。ただし、ハイブリッドシステムの容量など技術的な詳細は明かされなかった。なお、カーナンバーは昨年までの7号車/8号車から、チャンピオンナンバーである1号車と2号車へと変更されている。
ドライバーは、昨年8号車でタイトルを獲得したデイビッドソンとブエミに加え、7号車をドライブしていた一貴、アレックス・ブルツ、そしてステファン・サラザンが継続起用。また、昨年途中からラインナップを外れていたニコラス・ラピエールに代わって、昨年はテスト兼リザーブドライバーとして2戦に出場したマイク・コンウェイがレギュラードライバーに抜擢された。
ドライバーの組み合わせについては、1号車が一貴/デイビッドソン/ブエミ、2号車がブルツ/サラザン/コンウェイとなっている。