NISSAN GT-R NISMO GT500は3台がポイント圏内完走
SUPER GT第4戦 レースレポート
7月20日 スポーツランドSUGO(宮城県村田町)
SUPER GT第4戦決勝レースが7月20日にスポーツランドSUGOで行われ、予選12位からスタートした#46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝)が7位、予選13位の#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が9位、#24 D'station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム/佐々木大樹)が10位に入り、それぞれ選手権ポイントを加算しました。
濃霧のために土曜日に予定されていた公式予選はキャンセルされ、日曜日朝に延期となりました。決勝レース日の朝も雨模様で始まり、前回優勝の#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が予選3位となって二列目からのスタート位置を得ましたが、残る3台のGT-R GT500はそれぞれ後方スタートとなりました。
その後、一時的に雨は上がり路面も乾いていくものの、午後2時にフォーメーションラップが始まると、再び雨粒が落ちてきます。隊列が整わなかったこともありフォーメーションラップは3周行われました。路面は所々濡れて各車はグリップ確保に四苦八苦し、特にGT300勢はレインタイヤに交換するため先を争ってピットイン。GT500勢も半数に近い7台がピットインしてタイヤ交換しましたが、8台の車両はスリックタイヤのままレース序盤を耐え続け、その数周後に雨が上がって急速にレコードラインがドライになると、ペースを上げていきました。
3位からクインタレッリがスタートした#23 GT-Rは、この序盤のうちに徐々に後退。12位まで順位を落としますが、路面コンディションが良くなるとペースアップして、順位を挽回していきました。一方、本山が乗る#46 GT-Rは、スタートと同時に4位にジャンプアップ。その後も上位陣を追って良いペースで周回し、3位まで順位を上げて柳田に交代します。コースに戻った柳田もリズミカルに周回を重ねていきましたが、黄旗提示区間での追い越しの判定を受け、10秒ストップのペナルティを課せられてしまいます。このタイムロスで順位を落とし、そのままフィニッシュラインを越えて、7位のポジションを確定しました。
ドライバー交代までに#23 GT-Rのクインタレッリは一時2位にまで順位を挽回し、後半への期待が高まりましたが、松田に交代したのちにタイヤがなかなか温まらずポジションダウン。ようやくグリップが回復してペースアップを試みましたが、終盤にはギアボックスにトラブルが発生し、75周目にピットインしてそのままレースを終えました。
オープニングラップで5位の好位置につけた#12 GT-Rは、その後もオリベイラの安定した走りで4位のポジションをキープ。交代した安田もそのペースを引き継ぎましたが、7位を走行中の終盤に再び降り出した雨に乗ってコースオフ。ダメージなくレースに復帰しましたが、タイヤ交換のためにピットインしたこともあり、9位でレースを終えポイントを獲得しました。予選14位からクルムがレースをスタートした#24 GT-Rは、スピンやコースオフなどの混乱が続く中トラブルやアクシデントを避け、10位で選手権ポイント1を獲得しました。
GT300クラスは、#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ルーカス・オルドネス)が予選13位からスタートし、混戦の中コース上に踏みとどまり、9位完走を果たしました。なお、プライベートエントリーのNISSAN GT-R NISMO GT3では、#67 STPタイサンGAIA POWER GT-R(横溝直樹/密山祥吾)がクラス5位に入賞しています。
日産系チーム総監督 柿元邦彦
「魔物が棲むと言われるこのSUGOですが、今回は魔物のせいではなくきちんとマネジメントできるレースだったと思います。23号車はスタート直後とドライバー交代後の冷間時にタイヤグリップが確保できず、ズルズルと順位を落としてしまいました。12号車はハンディウェイトが重く、エンジン性能も制限されていましたが、なんとか9位でポイントを追加することができて良かったと思います。しかし、日産陣営全体としては応援していただいたファンの皆様のご期待に応えられず、申し訳ありませんでした。ご恩は必ず結果でお返ししますので、引き続きご声援をお願いします」
