#23 MOTUL AUTECH GT-R、8位完走
SUPER GT第8戦 レースレポート
11月3日 ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)
11月3日(日)に栃木県茂木町のツインリンクもてぎにてシリーズ最終戦となるSUPER GT第8戦決勝レースが行われ、予選3位からスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が8位で完走。シリーズランキング6位となりました。
決勝レーススタート時のツインリンクもてぎは、気温18度と11月初旬にしては過ごしやすい天候となりました。最終戦までもつれ込んだチャンピオン争いを見届けるため、多くのレースファンが集まってきました。#23 GT-Rは、チャンピオンの可能性を残すシリーズランキング5位でこのレースに臨んでいます。
最終戦の今回は全車がハンディキャップウェイトを降ろすことができ、またレース距離が通常の300kmレースよりも周回数が少ない250kmのレースフォーマットで行われました。土曜日午後行われた公式予選ではポールポジションこそ逃していますが、#23 GT-RはGT-R勢最上位の3番グリッドからレースをスタートすることになりました。しかし、クインタレッリがレースをスタートした序盤からペースが上がらず、先行車に追いつくことができません。柳田にドライバー交替後も順位を上げることができず、逆に後続車の先行を許してしまいます。しかし、レース中に二度他車と接触しますがクルマを壊すことなく、また大きく崩れることなくその都度態勢を戻してレースを続行。レース終盤に上位車が脱落したため、8位で完走を果たしました。
NISMOチーム監督の鈴木豊は、「私たちは力の限りを尽くしましたが、ライバルに対してスピードが不足していました。なんとか完走を果たすことができましたが、何もかもが一新される来季に向けて、今年の反省を活かしていきたいと思います。一年間ご声援をありがとうございました」と語りました。
同様にチャンピオンの可能性が残されていた#12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、予選8位から松田がレースをスタート。松田は先行車の背後にぴたりとつけてチャンスを待ち、7周目に一気に2台を抜いて5位にまでポジションを上げます。その後、ここで築いたアドバンテージを活かし、ドライバー交替したオリベイラも順位を守り、終盤までマシンを運びました。しかし、フィニッシュまで5周を残した48周目にスピンし、タイヤにダメージを受け大きくタイムロス。ピットインしてタイヤを交換しますが、ポジションを取り戻すことは叶わず。13位でレースを終えました。
予選9位からスタートした#1 REITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛)は、本山が前半を担当。辛抱強い走りで周回を重ね、関口にバトンタッチ。終盤に12位からひとつ順位をあげて11位を走行中に他車と接触してコースオフし、その際にマシンにダメージを負います。一旦コースに戻るものの、走行を続けることができずリタイアとなりました。11番グリッドからレースをスタートした#24 D’station ADVAN GT-R(安田裕信/ミハエル・クルム)は、9位完走を果たしました。
GT300クラス予選4位の#3 S Road NDDP GT-R(星野一樹/佐々木大樹)は、星野が担当した前半から徐々に上位車とのタイム差が広がり始め、状況を打開するために種類の異なるタイヤを選ぶなどで後半での挽回を目指しました。しかし、有効な解決策とはならず、佐々木は苦しいながらロスを抑える走りで周回し、クラス9位で完走を果たしました。
長谷見昌弘NDDPチーム監督は、「ドライバーは一生懸命走ってくれましたが、クルマの方の問題で厳しいレースとなってしまいました。星野は以前私のチームにいた頃から大きく成長したと思いますし、佐々木もGTルーキーなのにこれまで親しんできたフォーミュラカーとの違いをすぐに飲み込んでくれました。開幕戦とは頼もしさが違います。ふたりは、一年間本当に良くやってくれたと思います」と話していました。
日産系チーム総監督 柿元邦彦
「NISMOはクルマ、エンジン、タイヤ、チーム体制とも実力を持っているのですが、今日はそれらがうまく噛み合ないレースになりました。オートポリス戦の前まではポイントリーダーだったわけですが、それはそれまでのやりくりでなんとか維持していたもの。悔しさは心に残ります。この気持ちを忘れずに仕切り直しです。3年ごとのスパンで考えるとGT-Rは2回チャンピオンを獲得しています。しかし、NISMOはチャンピオンを獲得できていません。この現状を真摯に受け止めて体制を含めて立て直さなければなりません。ファンの期待に応えるのが使命だと思っていますので、そんなレースを毎戦できるようにしたい。既に来年に向けて動き出していますから、ぜひ来年も今年以上のご声援をよろしくお願いいたします」
